前回は「ゾイドを作ろう 7〜おもちゃをよく見る姿勢・観察力を身につける・動く原理を理解・「出来てきた」気持ちを持つ大事さ〜」の話でした。
「これは何だろう?」と考える姿勢
ほぼ完成したゾイド。
しっかり歩くことも確認し、もう少しパーツを追加すれば完成です。
上に乗っている武器のようなもののパーツを追加しましょう。
このオレンジの棒は
なんだろう?
「これは何だろう?」と考える姿勢は大事です。
武器らしきものから、オレンジの棒(軸)が一本ずつ出ています。
ここも
スイッチ押すと回るね。
うん。
次はここかな。
動かして仕組みを理解:思考力を育てる
不思議なパーツが出てきました。
駒のような円盤の中心に三つの穴があるパーツがあります。
その周囲に、同じ形状の羽のようなパーツが3つあります。
どうやら、中心の軸が回転するとそれに連動して、中心のパーツが回転して、3つの羽が回りそうです。
これで
いいのかな。
子どもは説明書通り作れて、満足そうです。
いいね!
じゃ、
これをつけるね。
上から、グレーのパーツをかぶせて、作成を進めます。
ここで、ちょっと待ってもらいましょう。
ちょっと
待って。
えっ。
何かおかしい?
上の写真から、大人は「仕組みがわかる」のですが、子どもにも「回転する仕組」をしっかり理解してもらいましょう。
ここを回してみて。
あっ。
三つ一緒に動くね。
もう
少し回してみて。
うん。
さらに開きました。
面白いね!
今度は、
逆に回してみて。
元に戻りました。
こうやって、グルグル
回るんだね。
面白い
でしょ。
面白い。
プラモデルなどは「作ること」に専念してしまいがちです。
それは当然のことですが、動くプラモデルは「動く仕組み」を理解しながら作ると良いでしょう。
解説書通りにどんどん作ってしまうと、「動く仕組み」がわからないままになってしまいます。
少しずつ味わいながら、プラモデルを作る姿勢は、思考力を育てるでしょう。
「1題理解すると10題分かる」姿勢
算数や理科においても、基本的なポイントを学んだ上で、応用的なことは「仕組み」を理解しましょう。
「仕組み」は、原理や法則にもつながります。
そうした「考える仕組み」は、塾などで習うことが多いです。
小学生が「算数や理科の応用問題を自分で考える」のは難しいことです。
塾などで解き方・考え方を教わりながら、
ここは、なぜ
こう考えるのだろう?
どうして、
ここに注目するのかしら。
と少し考えてみると、応用力が伸びるでしょう。
電気・電流の問題の話では、「電圧が主役」であることをご紹介しています。
電気・電流の小学生向けの考え方は、様々あると思います。
電気の問題は「電圧を主役に考える」と、非常にスッキリとわかりやすいです。
「なぜ、このように考えると、うまく解けるのだろう」という姿勢。
その姿勢を持つことが、「1題理解すると10題分かる」姿勢に繋がります。
次回は下記リンクです。