前回は「ゾイドを作ろう 3〜モーターの仕組みの実感と理解・「なぜ?」を考えながら作成・作成途中でモーターを動かす・動きの理解〜」の話でした。
作りながら色々な角度から見る:仕組みの理解
組み上がってきて、大体の形ができてきました。
出来てきたね。
色々な角度から
見てみよう。
うん。
これから、頭・手・足などのパーツを組み立ててゆきます。
子どもは「早く先に進みたい」と思っていると思いますが、折角だから「仕組み」を理解してもらいましょう。
このオレンジ・黒の棒に、
これから手・足を取り付けるよ。
ふ〜ん。
なぜ、ここに棒があるんだろうね。
この棒が「軸」となって、足や手が動くのです。
2箇所にはめ込むパーツ:どちらを先に入れるか考える
最初に作成したゾイドの「心臓部」とも言えるモーターのパーツ。
モーターは、一箇所でグルグル回ります。
その「回る部分」に様々なギアがついていて、様々なパーツが動きます。
手・足のパーツを組み立ててゆきます。
こうかな?
パーツを穴に差し込むのは、一箇所だと比較的簡単です。
差し込み口が二箇所になると、立体的に組み上げることになるので、少し難しくなります。
先に
こちらを入れて・・・
次に、こっちを
入れるようにしよう。
「パチン」と二箇所の穴にはまりました。
出来た。
出来たね。
慣れるとすぐに出来る、この「二箇所にはめる」パーツ。
最初は、「どことどこに入るか」をしっかり把握することが大事です。
そして「一度に二箇所に入れる」のではなく、「一箇所を入れてから、二箇所目」を入れると良いでしょう。
二つの図形や点が動く時:少しずつ分けて考える
これは、「二つの図形・点が動く」算数の問題にも共通していることです。
「一度にまとめて考える」と難しくなります。
「少しずつ分けて考える」のも良いですし、「変わらないモノに着目」するのが良いでしょう。
そして、相対的位置を考えるとわかりやすくなります。
少しずつパーツが組み上がってきました。
このゾイドのように、「一つのモーターが様々なギアと関わって、全体が動く」のは面白いです。
身近な車や電車なども、同じような仕組みになっています。
算数や理科においては、「基礎をしっかり固めて、応用力をつける」のが最も本質的で、学力が上がります。
そして、「一つのモーターが・・・」と同じように、「一題解くと、色々な問題が解ける」のが理想だと思います。
次回は下記リンクです。