前回は「放任主義の両親によって自由な空間で育った山崎直子〜広がる宇宙への思い・理科の先生の話・読書から無限に広がる夢〜」の話でした。
三つの習い事で勤勉を身につけた山崎直子少女
放任主義の親の元、スクスク育った山崎少女。
読書が大好きな山崎少女は、積極的に読書して、世界を広げてゆきます。
時間や空間を超え、
本は、私の世界を広げてくれました。
小さい頃に、お箏を習いごとにしました。
その後、小学生の間には習字・ピアノ・水泳を習いました。
お箏を習って、
習字・ピアノ・水泳を習いました!
小学生の頃にピアノを習う子は結構多かったですが、今もその傾向はあるでしょう。
最近、筆者が小学生だった1990年頃と大きく変わったのが「中学受験生の通塾の低年齢化」です。
通塾の低年齢化に関する話を、上記リンクでご紹介しています。
筆者は、小学校5年生までピアノを習っていました。
小学校6年生以降は、中学受験に集中するためにピアノをやめて、それっきりになりました。
同級生の中学受験生の女の子も、
私は、ピアノを習っていて
結構得意だよ!
「ピアノが得意」という人が数名いましたが、通塾の低年齢化によって、
塾も習い事もとなると、
家庭も大変だ・・・
親の思考は、筆者が小学生の頃とは変わっている可能性もあります。
今の子ども達の習い事の環境と、当時の子ども達の環境は少し違うかもしれません。
水泳を習う子どもは、多いでしょう。
適度な運動になり、早く水になれることの出来る水泳は、とても大事だと思います。
家にはオルガンがあって、
練習しました。
習い事は「一つか二つ」なら、子どもたちは、
頑張って、
色々やろう!
このように頑張る人が多いですが、「三つの習い事」はかなりハードルが高いです。
筆者は中学受験の塾が小学校5年生の終わりに本格化するまで、ピアノと水泳を習っていました。
塾とピアノ・水泳を全て両立するのは難しいこともあり、その時点で塾のみとなりました。
三つの習い事を
同時にしていました!
三つも習い事をしていた山崎少女は、それらの実力を上げると同時に、
今日は習字で、
明日はピアノで・・・
様々なことを身につける「勤勉さ」も身に付けたのでしょう。
この良い意味の「勤勉さ」は後に勉学に励んで、宇宙飛行士となった素地となったでしょう。
子どもにとっての「習い事」:文化を体感する大事さ
中学受験をする方は、最近は「小学校一年生から塾へ通う」方も多いと聞きます。
本質的な考え方では、塾へ行って勉強するよりも習い事の方が望ましいでしょう。
それは、習い事をすることは様々な技能を身につけることに繋がり、視野が広くなるからです。
様々な習い事の背景には、必ず文化が潜んでいます。
習字を習えば日本の文化を、ピアノを習えば西欧の文化を体感するでしょう。
ピアノを弾くと、
なんとなくヨーロッパのイメージが分かるね!
それは、「言葉で知ること」よりも大事かもしれません。
「習い事と塾の両方」をしている、子どももいるでしょう。
考え方は様々ですが「とにかくペーパーテスト」という思考は、この「文化を体感」の視点が抜けます。
ペーパーテストが
出来れば、将来が広がる!
日本においては、ペーパーテストが出来れば「受験では無敵」となります。
中学受験・高校受験・大学受験で「選択肢が一気に広がる」ことは、「未来が広がる」かもしれません。
一方で、
とにかく、ペーパーテストが
出来るように!
「ペーパーテスト中心」の思考は、「子どもの可能性」を摘み取るかもしれません。
理想的教育:「習い事」で身につける学びへの姿勢と成長
「早く塾へ通う」ことに対しては様々な考えがあり、それぞれの親の考えとなります。
スタートは早いほうが
絶対に有利だ!
いくらなんでも、塾は
小学校四年生くらいからで良いのでは・・・
この「塾はいつから」は、子どもによって、親の考えによって様々でしょう。
そもそも「中学受験」に対しても様々な考え方があり、正解はないと考えます。
塾へ行くことも良い面があるかも知れませんが、子どもにとって「習い事」は非常に大事です。
筆者小学生の頃、水泳などを「習い事」としてやっている子どもは多かったです。
ピアノも結構たくさんいて、僕と一緒に中学受験した女の子も数名の方が習っていました。
音楽の時間などでは、その方達の上手な演奏に、
〜さんは、
とても上手だな。
上手な方々の演奏に感心したものです。
その子達は割合早めに塾へ通っていて、おそらく小学校4年生くらいから本格的に行っていました。
今の時代なら、入塾時期として「遅いくらい」かもしれません。
人によっては、塾に早い時期から週2回くらい塾に行っていたので、「塾2回+ピアノ」だったのでしょう。
すると回数としては「塾2+ピアノ1=3」となり、「三つの習い事」相当になるかも知れません。
塾も大変だけど、
習い事も一つくらいしたいかな・・・
いずれにしても、「受験の合格」が目的ではなく、将来の成長を目的とする教育が望ましいと考えます。
その意味において、山崎少女の「三つの習い事+読書」。
それは一つの「理想的教育のかたち」であり「理想の英才教育」だったのでしょう。
次回は上記リンクです。