読書によって「時間と空間を超越」して広がる世界〜自発的な読書と子どもの興味・図鑑をパラパラと・好きなページを自由に〜|山崎直子7・幼少期

前回は「読書が広げる子どもの世界〜漫画とアニメ・子どもの教育への良い効果・子どもの読書に適切な本〜」の話でした。

宇宙飛行士 山崎直子(Wikipedia)
目次

読書によって「時間と空間を超越」して広がる世界

新教育紀行
図書館の本(新教育紀行)
山崎直子

時間や空間を
超え・・・

山崎直子

本は、私の世界を
広げてくれました。

考え方によっては、読書によって想像力が逞しくなり、新たな発想が生まれるかもしれません。

例えば、上の「虫の巣」に関する本は、なかなか「実物を見る機会」はありません。

小学生の頃、「アリの巣」は「アリが地中を掘り進み、洞窟のようになる」ことを習いました。

筆者の記憶では、「学研の教材」で「アリの巣を作る」教材があったように思います。

透明なプラスチック・アクリルのケースに土を入れて、アリを入れます。

すると、

小学生の筆者

あ、アリが
どんどん土を掘り進めてゆく・・・

しばらく時間が経過すると、

小学生の筆者

あ、本当に
アリの巣が洞窟みたいに出来てきた・・・

他の昆虫の巣も、「アリの巣と似た面」があるでしょうが、「虫の巣」を見ることは難しいです。

男子小学生

この虫の巣もアリと
似た感じなのかな・・・

こう想像することは出来ますが、こういう時は「本の絵や図から学ぶ」のが良いでしょう。

すると、

男子小学生

ああ、
こうなっているんだ・・・

新たな学びから何かを感じて、子どもによっては、

男子小学生

とっても面白いな・・・
もっともっと色々な昆虫のことを知りたいな・・・

色々と昆虫に関して興味を抱く子どももいるでしょう。

特に未就学児〜小学生の間は、親が読み聞かせする効果は非常に大きいです。

その上で、あまり親が干渉しすぎない方が良いかもしれません。

父親

好きな本を
読んでみたら・・・

このくらいの感じが良いように思います。

自発的な読書と子どもの興味

新教育紀行
国立科学博物館:恐竜の骨格(新教育紀行)

筆者の子どもは、恐竜が好きになったので、

子ども

恐竜が
とても好き!

本屋さんに行くと、恐竜の本ばかり買っています。

子ども

この本が
欲しい!

本屋さんで子どもが「欲しい」本は、似たような恐竜の本ばかりです。

内野吉貴

この間の本と、
ほとんど同じだけど・・・

「ほとんど同じでは」という本でも、

内野吉貴

まあいいか、
何かに興味を持つことはいいことだから・・・

ポジティブに考えて、買ってあげるようにしています。

子ども

これはアロサウルスで、
これはステゴサウルスで・・・

筆者は、恐竜はティラノサウルスとトリケラトプスしか知りませんでした。

内野吉貴

恐竜も
実に様々な種類がいるんだな・・・

内野吉貴

ステゴサウルスは聞いたことがあるけど、
アロサウルスは知らなかった・・・

子どもと一緒に読んで、少し詳しくなりました。

大人も子どもと一緒に、いろいろと学ぶのも良さそうです。

新教育紀行
国立科学博物館(新教育紀行)
子ども

あれは
トリケラトプスだよ!

「勉強」しているだけあって、博物館などでで子どもたちは色々なことが「わかる」ようになります。

恐竜の知識が増えたところで、学校のテストでも中学受験でも「恐竜の問題」は出題されません。

そのため、「テストや成績重視」の観点に立つとき、なんの意味もないことです。

それでも、

子ども

あっ!
あそこが面白いね!

自分で色々と気づいて、写真を撮影することは良いことだと思います。

そんな「子どもと一緒に本を読む」経験もまた、良い思い出にもなるでしょう。

そして、

子ども

帰ったら、また
恐竜の本を読もう!

このような体験は、子どもの自発的な読書のきっかけになると思います。

図鑑をパラパラと:好きなページを自由に

熊本の家( YDS建築研究所)
山崎直子

両親は、
図鑑は買ってくれました。

図鑑は少し高価で、大きくて重たいので、なかなか家庭には置きにくい面があります。

僕は住まいを設計する機会が多いですが、ご要望を受けなくても大きな本棚を作るようにしています。

内野吉貴

たくさんの本が、
壁一面にあるといいな。

内野吉貴

そして、子どもが自然と
本を手に取るといいな。

こんなふうに思っています。

図鑑は「最初から読もうとしない」ことが大事です。

図書館の本(新教育紀行)

「自分の好きなところをどんどん読む」のが良いと思います。

その結果、「同じところばかり読む」でも良いと思います。

「図鑑のどこのページに興味をもって、読むか」もまた、個性の一つだと思います。

漫画でも図鑑でも文学でも、子どもには「本を手にする機会・時間」が多いのが望ましいです。

読書から想像力を膨らますことは、様々な発想力・創造力が鍛えられます。

子どもの読書として、図鑑は一つの理想だと思います。

魚・鳥など身近なことから、宇宙まで幅広い図鑑。

子どもに買い与えるだけでなく、親も一緒に読んでみましょう。

「小学生向けの学研の図鑑」などを実際に読んでみると、

内野吉貴

そうなんだ・・・
知らなかった・・・

大人も知らないことも沢山あります。

分野によっては、「大人も知らないことがほとんど」であることもあります。

実は、それほど深い内容を持っている図鑑。

しっかり読み込むのは、かなりの時間・根気と、一定の能力が必要でしょう。

もちろん、全部読まなくても良いと思います。

少しでも「図鑑の絵・図を見ながら、分からなくても説明を読んでみる」姿勢が大事です。

そして、記憶力の向上にもつながるでしょう。

次回は上記リンクです。

新教育紀行

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