前回は「未知の世界を広げてくれる読書〜「誰も知らない小さな国」シリーズ・世界を広げる読書・リアルな本屋で探す体験・育む子どもたちの自発性と主体性〜」の話でした。
読書が広げる子どもの世界
国語を学ぶには、最も良い読書。
実生活で経験できることは、
限られていますが・・・
読書は、
知らない世界に触れられる!
山崎少女は、
読書は
世界を広げる!
「読書は世界を広げる」と言っています。
これは、非常に大事なことです。
大事なことは、「読書だけではなく、実体験が大事」ということです。
子どもと一緒に実体験する話を、上記リンクでご紹介しています。
最も大事なことは「実体験」ですが、「実体験できること」は限られています。
また「実体験できること」でも、時間や費用などの面から難しいことがたくさんあります。
読書によって「子どもの世界」が広がる効果は、「無限の可能性」を秘めているのでしょう。
漫画とアニメ:子どもの教育への良い効果
「読書をして、実体験して」あるいは、「実体験して、読書して」というサイクル。
このサイクルはは、最も想像力・創造力を高めるでしょう。
読書の対象は、いわゆる「文学的な本」が最も望ましいかもしれません。
山崎が「コルボックル物語」から様々学んだように、「好きな本であること」が大事です。
「コルボックル物語」も「文学的な本」に近い存在かも知れませんが、「好きな本」がベストです。
好きでもないのに、世界文学の本を読んでも、
全然、
面白くないんだけど・・・
子どもにとっては苦痛でしかなく、頭に入らないでしょう。
「頭に入らない読書」でも、「読書しない」よりは遥かに良いことです。
やはり「頭に入って」できれば、「様々なことを想像するような」読書が良いでしょう。
漫画・アニメも、良い本がたくさんあります。
「子どもの教育に良い漫画」となると、筆頭は手塚治虫でしょう。
「手塚治虫の漫画」と言うと、鉄腕アトムやブラックジャックが挙がります。
筆者もブラックジャックは大好きで、高校生の頃に大きな感銘を受けて、全巻購入しました。
それ以来、何度も読んでいますが、ブラックジャックは一つ一つのストーリーが奥深いです。
「一つで映画のテーマになりうる」ストーリーが数多くあるブラックジャック。
これだけ奥深いストーリーを、数多く世に送り出した手塚治虫の天才性には驚愕するしかありません。
もはや、手塚漫画は「漫画の領域」を超えて「文学」とも言えるでしょう。
子どもの読書に適切な本
手塚治虫に限らず、「どのような本が子どものためになるか」は様々な考え方があります。
文学的な本や図鑑のような本を、子どもに渡してみたら、
この本面白いから、
どんどん読んでみる!
「自発的に読む」ようになることが望ましいですが、
この本って、
あまり面白くない・・・
実際には、このような「自発性を持つ」子どもは少数派です。
むしろ、ドラえもんなどの本ばかり読んで、
僕は図鑑よりも
こっち(ドラえもん)のようが良い!
「図鑑よりドラえもん」という子どもが一般的です。
すると、親の視点から見れば、
ドラえもんばかり
読んで・・・
「ドラえもんばかりでは、良くない」と考える傾向があります。
「想像力を逞しくする」漫画・アニメはたくさんあります。
ドラえもんに登場する「様々な道具」は、「想像力を大きく喚起する」と考えます。
あの「ドラえもんの無数にある道具」たちを「思いつくこと」は非常に難しいことです。
この点では、
ドラえもんを読んで、
想像力を逞しくしてくれれば良いか・・・
このくらいの姿勢が良さそうです。
子どもが興味を持つ漫画やアニメは否定せずに、読ませてみるのが良いでしょう。
漫画やアニメは、「絵を描けるかどうか」は、普通の方には難しいです。
「ストーリーが考えられるか」を考えるのは、面白いことです。
漫画やアニメのストーリーには、深いものが結構たくさんあります。
例えば、ドラゴンボール。
初期の頃の「ドラゴンボールをひたすら探す旅」は、「西遊記」が起源と言われています。
「探す旅」の中で、クリリン・ヤムチャ・ウーロンなどが登場します。
あの楽しげな雰囲気は、まさに高度成長期〜バブルの雰囲気もあって良い時代でした。(上記リンク)
「クリリン・ヤムチャ・ウーロン」の頃のドラゴンボールは、「ただのアニメ・漫画」かも知れません。
見方によって様々ですが、あのストーリーは面白いを超えて、かなり良くできています。
一方で、「あのストーリーをしっかりと作り出す」のは、大変な能力と根気が必要でしょう。
そうした「アニメ・漫画のストーリー」を、楽しみながら、しっかり理解する姿勢は大事だと思います。
様々なストーリーが、子どもの世界を広げるでしょう。
次回は上記リンクです。