前回は「日本の総理大臣と米国の大統領〜軍の最高司令官の存在・反撃試みる米海軍・ルーズベルト大統領の戦略・米海軍の「真珠湾」に対する反撃・狙いは首都Tokyo〜」の話でした。
Tokyo空襲へ:ニミッツの狙い
Japanに大きな
反撃をするのだ!
なんとか
Tokyoを爆撃せよ!
「真珠湾」の
お返しをしてやるのだ!
空母で近海へ近づき、
航空機で爆撃を加える案があります!
ただし、
非常にリスクが高いです!
よし!
出来るなら、
やるのだ!
ははっ!
Japanに
思い切り「お返し」をしてやるのだ!
思い切った作戦:ドゥーリットル中佐の日本横断作戦
しかし、空母がTokyoに
近づきすぎると・・・
Japanに空母がやられる
可能性があります!
空母は
必ず保全せよ!
Japanに近づいたら、
空母は、すぐに引っ返すのだ!
ははっ!
そして、米空母ホーネットに搭載された攻撃部隊。
攻撃隊を指揮するのは、ドゥーリットル中佐でした。
日米共に、前線の航空隊の指揮官は「大尉クラス」が多いです。
その中、ベテランの中佐を投入した米国。
米国の本気度が分かります。
ドゥーリットル中佐よ・・・
Tokyoを空襲せよ!
はっ!
大変困難ですが、やってみせます!
Japanに近づいたら、
空母は、引き返す。
そのままJapanを横断して、
China(中国)へ向かえ!
はっ!
お任せを!
東京を空襲するだけでも大仕事であるのに、日本を横断して中国まで飛ばなければなりません。
燃料が
たりるのかどうか・・・
これだけ長距離を飛ぶとなると、燃料が不安ですが、
全力で
やってやるぜ!
我がUnited States(米国)の
ために!
大いに燃えたドゥーリットル中佐でした。
山口多聞の大いなる不安:空襲されたTokyoとミッドウェー作戦認可
そして、1942年4月18日、ドゥーリットル中佐率いる16機の爆撃機が日本本土を初めて空襲します。
日本海軍が全く想定していなかった帝都・東京(当時)までもが、爆弾・焼夷弾が落とされました。
この被害は軽微でした。
一方で、日本国民・日本軍に与えた精神的ダメージは、極めて大きかったのです。
我が帝都(東京)が空襲された、
だと・・・
そんな
馬鹿な!
とにかく、米空母を、
放っておくわけには、絶対にいかん!
「帝都空襲」に仰天した陸海軍首脳。
ミッドウェーを攻撃して、
米空母を叩くのだ!
それしかない
だろう!
ミッドウェー作戦に、とことん反対していた伊藤軍令部次長。
帝都・首都である東京が空爆を受け、伊藤次長も、「日本の東の守り」に同意せざるを得ません。
おっしゃる
通りです・・・
山本長官に押されて、「渋々認める方向」だったミッドウェー島攻撃計画。
ミッドウェー攻撃を
裁可します・・・
軍令部は、急に前向きに計画を認めるに至ります。
よし!
米空母を潰すぞ!
米空母をまとめて
撃沈して見せよう!
勇む山本長官とは裏腹に、山口司令官は冷めていました。
連戦で、
皆疲労が溜まっている・・・
少し休養が必要で、タイミングが
悪い・・・
山口司令官は、大いなる不安を抱えていました。
しかも、ミッドウェー島は、
遠すぎる・・・
大丈夫なの
だろうか・・・
だが、命令である以上、
やるしかない!
不安と闘魂が入り混じった、不安定な感覚のまま、ミッドウェーへと突き進むことになりました。
次回は上記リンクです。