前回は「信念貫く山口多聞の強き意思と高い意識〜「大きな戦勝」に沸く日本海軍・真珠湾奇襲攻撃の真相・リメンバーパールハーバー・不完全だった日本海軍の奇襲攻撃〜」の話でした。

真珠湾奇襲攻撃への米国の反撃:予想もしなかった展開

山口も大いに奮った真珠湾奇襲攻撃。
ところが、最も重視していた米空母が不在でした。

米空母は
いなかった・・・
さらに、工廠(修理・整備工場)・石油タンクを攻撃しない中途半端な結果に終わりました。
挙句の果てに、外務省の不手際によって、「宣戦布告前の奇襲攻撃」となりました。


この失態は、「米国が仕組んだ罠」という説もあります。(諸説あります)
いずれにしても、取り返しのつかない大失態です。
ルーズベルト大統領は、大いに活用して宣伝します。





真珠湾は、
奇襲攻撃ではない!



ただの
「騙し討ち」なのだ!



この卑怯者ジャップ(日本人の蔑称)を、
米国は全力で叩き潰す!



リメンバー・
パール・ハーバー!
「乾坤一擲の真珠湾奇襲攻撃」は、日本が「全く予想もなかった展開」となってしまいました。
欧州で暴れ回るヒトラー率いるドイツ軍:勢いに乗る日独





こ、
こんな馬鹿な・・・
ルーズベルト大統領の演説・宣伝もあり、「日本は卑怯者」がすっかり定着してしまいました。



おのれ・・・
卑怯者とは・・・



「卑怯者」は、武人として
絶対に勘弁ならん!
ところが、全てが「後の祭り」でした。



こうなっては、米軍をとことん
叩き潰すのみ!
空母飛龍・蒼龍を率いて、山口司令官は太平洋からインド洋にかけて、猛烈な奮闘を続けます。


ヨーロッパ大陸で猛威を振るっていたドイツ軍。





Europe(欧州)全土を
我が手に!
当時、ヒトラー率いるドイツ軍の力は猛烈であり、欧州全土を席巻する勢いでした。



本当にヒトラー率いるドイツは、
欧州を制圧するのではないか・・・
こんな声が出るほど、ドイツ軍の勢いは圧倒的でした。
それに呼応するかのように、枢軸国・日本もまた大いに奮戦しました。


そして、太平洋から大陸にかけて、非常に広大な支配権を確立したのです。
英海軍との戦い:プリンス・オブ・ウェールズの出動


大いに勇んで参戦してきた米国。
ここで大喜びなのがチャーチル英首相です。
当時、英国はヒトラー率いるドイツに押しまくられていました。
事実上、「降伏寸前」まで追い詰められていました。



これまでは、
ドイツにやられってぱなしだったが・・・



米国さえ参戦すれば、
こっちのものよ!



日本海軍なんぞ、
英国海軍の弟、というか子分だろう!



よし、我が大英帝国の
最強戦艦「プリンス・オブ・ウェールズ」出動!



アジアの日本海軍を、
木っ端微塵にせよ!
広大な植民地を有するアジアで、日本海軍に反抗を目論みました。


英国および英国民にとって、特別な名前である「プリンス・オブ・ウェールズ」。
・英国における王位の法定(推定)である王子に与えられる称号
私たち日本人が、戦艦「大和」という名前に対して、特別な感慨を感じるのと同様な思いがあります。
いわば、「英国にとっての大和」であり戦艦「皇太子」とも言える「プリンス・オブ・ウェールズ」。



私がJapanの海軍を
粉砕してみせよう!
この英国最強の戦艦が、アジア・マレー沖で日本海軍に向かってきたのでした。
次回は上記リンクです。