親子で楽しむ「おすすめ木製知育玩具」〜「同じ」や「対称性がある」ことを作りながら発見・「飛ばない輪ゴム」の理由・連動していない機構〜|銃の木製玩具4・子どもの知育

前回は「手作りの木の知育玩具〜「だんだん出来てくる」のを実感・身近なバネを実際に触れる体験・仕組みと機構とシステムを理解・玩具の対称性〜」の話でした。

目次

親子で楽しむ「おすすめ木製知育玩具」

Robotime リボルバー(新教育紀行)

最も大事な「バネと引き手」の仕組みをしっかり作り、あとは反対側の製作を進めてゆきます。

反対側は「対称性がある」ので、同じように制作してゆくことになります。

子ども

さっきやったのと
同じだから、出来るよ!

Robotime リボルバー(新教育紀行)
子ども

このドライバーで
留めるのは出来るよ。

比較的力が必要だった「小さなパーツを留める」のは、タミヤドライバーでどんどん上手くなりました。

Robotime リボルバー(新教育紀行)

手で掴む部分は、段差があって「掴みやすい形状」になっています。

絵柄があるパーツもあり、「子どもの楽しさを喚起する」とてもよく出来た工作シリーズです。

Robotime リボルバー(新教育紀行)
子ども

こうして
押さえるんだよね。

内野吉貴

上手に
出来てきたね。

当初は「対象年齢14歳以上」から、小学校2年性の子どもには

内野吉貴

流石に
難しいかな。

「難しい」と思っていましたが、コツが分かるとどんどん出来るようになりました。

「コツが分かる」ということは非常に大事なことで、「出来る」と感じることも大事です。

子どもが難しいことを「出来ている」時は、出来るだけ褒めてあげる様にしています。、

これは、受験などに限らず、学校の勉強やテストでも同じだと思います。(上記リンク)

子どもが学校のテストで70点だった時、親としては、

父親

もう少し
頑張ってほしい。

「もう少し」と思うかもしれません。

ここで、

父親

これではダメ。
もっと頑張って!

「もっと現場って」と言うのは控えたいものです。

子ども次第ですが、一生懸命やっている子どもは、すでに「イマイチであること」に気づいています。

男子小学生

あ〜あ・・・
70点だった・・・

内心こう思っているところに、さらに「ダメ!」と言われたら、

男子小学生

はぁ・・・
僕は才能がないのかな・・・

「才能がない」など誤解してしまう可能性があります。

大人なら分かりますが「学校の成績と才能は、ほとんど相関関係がない」のです。

勉強でもプラモデルでもサッカーでも、「出来ていること」は褒めてあげれば、

男子小学生

僕は、
やればできるんだ!

子どもは少しずつ自信がつくでしょう。

そういう「ちょっとした自信」があるか、ないかは、大きな違いになるでしょう。

「同じ」や「対称性がある」ことを作りながら発見

Robotime リボルバー(新教育紀行)

ほぼ完成に近づいてきました。

子ども

結構だきたから、
もう少しだね。

内野吉貴

この調子で、
やってごらん。

Robotime リボルバー(新教育紀行)

ここからは、リボルバーの弾倉を作成します。

Robotime リボルバー(新教育紀行)

たくさんのパーツを「串刺し」にして、丸みのある弾倉を作ってゆきます。

Robotime リボルバー(新教育紀行)
子ども

パーツが
たくさんあるね。

内野吉貴

ここは少し
難しい?

子ども

大丈夫。
出来ると思うよ。

Robotime リボルバー(新教育紀行)

弾倉らしい雰囲気になってきました。

子ども

これで
一つ出来たよ。

内野吉貴

もう一つ
作ってみよう。

子ども

これは
同じなのかな?

Robotime リボルバー(新教育紀行)
子ども

もう、説明書見なくても
出来るよ。

どうやら「同じ」であることに、子どもも気づいたようです。

このように「同じ」や「対称性がある」ことを「作りながら発見」する姿勢は大事です。

Robotime リボルバー(新教育紀行)

弾倉を左右両方作成して、装着します。

子ども

よしっ!
出来た!

「飛ばない輪ゴム」の理由:連動していない機構

Robotime リボルバー(新教育紀行)

完成しました。

内野吉貴

輪ゴムつけて、
発射してごらん。

子ども

うん!
やってみる!

子どもは嬉しそうです。

大人も「何かが完成する」と、とても嬉しくて、ワクワクします。

輪ゴムをかけて、撃ってみます。

子ども

あれ?
飛ばないよ?

どうやら、輪ゴムが想定通り「飛ばない」状況のようです。

内野吉貴

飛ばない?
ちょっと貸してごらん。

確かに、輪ゴムが飛びません。

輪ゴムを装填して回転させて、親指でカチャっと準備して、引き手を引いてみます。

でも、輪ゴムが飛びません。

内野吉貴

これは、どこかで
間違えたかな?

よく見てみると、飛ばないのは当然でした。

「連動している」はずの、バネが関わる引き手などのパーツが「連動していない」のです。

内野吉貴

なぜ、連動していない
のだろう・・・

「連動していない」ので、飛ばないのは当然なのですが、理由が分かりません。

内野吉貴

バネの装着は
合っていたと思う。

すると、「バネが関わるパーツ同士の連携」が上手くいっていないとしか考えられません。

子どもには「連動」は難しいかもしれないので、「一緒に動く」はずであることを説明します。

内野吉貴

こことここのパーツが
一緒に動かないね・・・

子ども

うん・・・
そうだね・・・

どうやら「飛ばない理由」が「連動しない機構」にあることを理解した子ども。

子ども

なんだ・・・
飛ばないね・・・

子どもは残念そうです。

ここで、「分解するして治すしかない」と考えた筆者は、

内野吉貴

分解して、
もう一度作ろう。

子ども

えっ。
これ分解できないよ。

硬いパーツをドライバーの底面で押し込んでいるので、かなりしっかりしています。

「分解しないと治すことはできない」以上、やるしかありません。

内野吉貴

ここは、僕がやるから、
みてて。

子ども

うん。
でも出来るの?

上手くいかなかったので、筆者が分解して修理することにしました。

次回は、修理して直す話です。

次回は下記リンクです。

新教育紀行

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