前回は「手作りで楽しむ工作・Robotimeリボルバー〜木の匂い香るベニヤ・工作に役立つアイスの木の棒・少しずつ見えてくる全体像〜」の話でした。
木の肌触りが優しいRobotimeリボルバー
ベニヤですが、木の香りがする肌触りが優しいRobotimeリボルバーの制作を続けます。
「対象年齢14歳〜」で難しそうなリボルバーの工作ですが、骨格が見えてきました。
次は
どうするの?
次は、どのパーツか
説明書見てみよう。
え〜と、
これだね。
結構小さなパーツがあるので、指では「うまく押せない」パーツが多いです。
こういう時は、アイスを食べた後の「木製棒」が、とても役立ちます。
アイスの棒が
とても役立つね!
ちょうど「平べったい形状」なので、この模型の「小さな穴」を開けるにも役立ちます。
木製同士なので、少し力を強く入れても傷がつかないのが、とても良いところです。
上手く
パーツが取れているね。
もう
慣れてきたよ!
子どもは楽しそうに制作を続けています。
大人から見たら「当然できる」ことでも、子どもにとっては「初めて」や「大変」なことも多いです。
うまくパーツが
取れてきたね!
なんでも、「上手くできたら、褒めてあげる」のが子どもには良いように思います。
子どもが「作った達成感」を感じること:大人が適度に手伝う制作
これ、なかなか
入らないよ。
出来るとこまで、
やってみて。
上の写真の「凹凸のある小さなパーツ」は、差し込むのに結構力が入ります。
大人でも、
ちょっと
硬いな・・・
と感じるほど、差し込むのに力が必要です。
この意味では、「対象年齢14歳〜」というのも頷けます。
中学生程度の力がないと、簡単には入りません。
こういうところは無理に子どもにやってもらわず、「できるところまで」で良いと思います。
これで
差し込めたから・・・
次は、この大きなパーツを
差し込むんだね。
適度に大人が介入して、「子どもに作った達成感を感じてもらう」ことが大事です。
これは
出来そうだよ。
面が大きいと力を入れやすいので、子どもでも出来ました。
そうそう。
両側からグッと力を入れて。
なんとか
出来たよ。
続けて、大きなパーツを重ねて、小さなパーツで止める工程に入ります。
説明書
よく読んでね。
こんな
感じかな。
形を合わせるところを、
見てみてね。
う〜ん・・・
こうかな?
ここの穴に
パーツを入れるから、重ねるのが分かるね。
ああ、そうか。
このように「重ねて留める」時は「留める位置」を目標にするのがコツです。
「留める穴」が分かると
作りやすいね。
確かに
そうだね。
こういうコツは、大きなことではなく「経験知」ですが、こういう事が何事も大事です。
また、小さなパーツで留めることになりますが、子どもの力では無理です。
子どもが力を入れるのに、
良い道具がないかな?
「子どもに出来るだけやって欲しい」ので、考えてみます。
「力を入れる」には、硬いものが良いですが、パーツが小さいのがポイントです。
あまりにパーツに大きな力がかかりすぎると、壊れてしまう可能性があります。
小型で平らな面が
ある硬いものは?
こういう「ちょっとしたことに適切な道具」は、身の回りにはなかなかないものです。
あ、あれは
どうだろう?
ふと思いつきました。
タミヤの「楽しい工作シリーズ」で、全ての作品に付属しているドライバーです。
この「楽しい工作シリーズ」は、すでに6個ほど製作したので同じドライバーも6本あります。
このドライバーは
たくさんあるけど・・・
このドライバーはしっかりしているので、捨てるには勿体無いので、とってあります。
これで、
小さなパーツを押してみて。
硬いドライバーのメリットを活かして、子どもに制作してもらうことにしました。
道具を活かして制作するコツ
こうすれば
良いかな?
そう。
そこで、小さなパーツを、上からグッと押してみて。
よしっ!
出来た!
上手く力が入って、子どもの力でもパーツがはまりました。
このタミヤのドライバーは、「底面が平ら」なのが非常に良い点です。
多くのドライバーは、「底面が丸型」が多いですが、デザイン性も良く、使い勝手が良いです。
こういう時も
役立つ、優れモノだね。
他のも
留めてみるね。
一つできると、コツがわかって、どんどんやってゆきました。
リボルバー本体から離れて、少し小さなパーツを組み合わせます。
手で「両側から力をかけられる」時は、道具がなくても出来そうです。
どうやら、指で「リボルバーを引く」ところのパーツのようです。
少し難しそうに見えたリボルバーの工作ですが、最も困難な「力が必要」な点は道具でカバーできました。
これで、あとは説明書をしっかり読んで、丁寧に作れば出来そうです。
こうして「手を動かして何かを作る」と経験知が少しずつ蓄積されてゆきます。
その「経験知」を自分で見つけることが出来ると、なお良いのです。
小さな子どもには「教えてあげる」ことも大事です。
「教える」だけでは、なかなか出来るようにならないです。
そこで、プラモデルや工作で「手を動かす」のが良いと思います。
本も読んで欲しいですが、「自分の好きな本」ばかり読んでしまうのが子どもです。
工作は男の子は好きな子が多いかもしれませんが、女の子もやってみると良いでしょう。
そして、「どんどん作ってみる」のが最も良い知育教育にもなり、楽しくて良さそうです。
次回は下記リンクです。