回転移動する図形の考え方〜回転すること・同じ図形が2つあること・問題 8〜|中学受験・ラサール中2020年算数1

前回は「文章題の内容を具体的にイメージして学力アップ〜比が出てきたら未知数設定・簡単な絵やメモを書く・「分かっていること」を表現・木を見て森も見る・問題 7(2)解法〜」の話でした。

目次

回転移動する図形の考え方

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今回は、図形問題の問題8です。

図形を回転させる問題で、ラ・サール中学校の問題を改題しています。

(1)(2)は同一で標準〜やや難、(3)(4)はやや難の問題です。

図形問題の様々な要素が入っており、まとめにちょうど良い問題です。

考え方・解法は次回ご紹介します。

回転すること:同じ図形が2つあること

新教育紀行
空と雲(新教育紀行)

上の図形は一見すると「少し不思議な形をした図形」に感じられるかもしれません。

元々は「点Pを中心に図形を回転」なので、大事なことは「同じ図形が2つあること」です。

男子小学生

それは分かっているけど、
こういう問題って、難しい・・・

「同じ図形が2つ」なので、「それほど難しくない」はずなのに難しく感じられます。

それは、「同じ図形でも、角度が違う(回転している)と違うように感じられる」からです。

女子小学生

確かにそう・・・
「同じ三角形」のはずなのに、違って見える・・・

正六角形の性質:平行(新教育紀行)

正六角形で「平行な二つの辺」を考えるとき、

正六角形の性質:平行(新教育紀行)

正六角形の中央(中心)を中心に、30度右に回転させると「すぐに分かる」話をご紹介しました。(上記リンク)

この時は「図形全体を自分で回転」しましたが、今回は「図形を回転させて重ねる」問題です。

「回転させる」と「違う図形」に感じられますが「同じ図形」です。

「同じ図形」ですから、「同じ長さ・同じ角度」が沢山あります。

これは「当たり前のこと」かもしれませんが、非常に大事なことです。

回転図形を考えるポイントは「同じ図形であること」を強く認識することです。

次回は下記リンクです。

新教育紀行

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