前回は「やる気を引き出して合格へ〜不安から安心へ・「たかが受験」ではない姿勢・子どもの将来を長い目で見る視点・中学受験から大学受験〜」の話でした。
「受験は情報戦」の中の冷静な姿勢
受験生たちは直前期を迎え、まもなく超直前期となります。
受験生・親の方々には健康第一に過ごして頂き、入試当日を迎えて頂きたいと思います。
1.とにかく健康管理を最重視
2.しっかり復習:学んだことは出来るように
3.「ポジティブな平常心」を持ち続ける
出願倍率の速報など、様々な情報が駆け巡っています。
「受験は情報戦」とも言われ、子どもの為に沢山の情報を集めている親もいらっしゃるでしょう。
受験生本人のために、様々お考えになるのは大変なことかと思います。
うちの子の志望校の
出願倍率はどうなっているのかな?
我が子が受ける学校には
どのくらい志願者がいるのだろうか・・・
志望校の出願日等の情報は必要ですが、倍率等はあまり気にしすぎない方が良いでしょう。
冷静な姿勢が最も望ましいと考えます。
倍率などの情報より大事なこと
様々なことを気にしていると、気苦労が多くなると思います。
たくさんの情報を気にされるよりも、受験生本人・子どもを見つめてあげてほしいと思います。
確かに倍率は大きな要素です。
本命の直前、腕試しのように受ける受験校もあります。
そういう中学校は、受験生の動向次第で倍率が大きく変動するかもしれません。
多くの方が本命とする学校は、倍率がそれほど大きな変動することはないでしょう。
入試には出願倍率と実質倍率があります。
とは言っても、倍率が気になる気持ちは分かります。
受験生の本命校で実質倍率3.0倍か3.5倍かは大きな影響があります。
0.5倍の変動は、なかなか起きないと思いますが「起きた」と仮定します。
倍率が上がった分の増えた志願者の学力が、受験生本人の学力より低ければ影響はありません。
受験生本人の学力より上の方を含めて、志願者が増えたとします。
これは、見方によっては大変な事態です。
そのような事態が起きたとしても、このように考えて欲しいと思います。
模試では「点数の分布」が分かりますが、実際の入試では非公表でしょう。
合格最高点・最低点・平均点、全体平均点が公表されている学校が多いです。
合格最低点と合格者平均点を比べてみて下さい。
意外と点数が近いことが多いです。
これで分かることは「合格者のかなり大多数が、合格最低点+αにいる」ことです。
これは大抵の入試で起きていることです。
仮に倍率が少し変動しても、本人が「あと少し点数アップ」できれば大丈夫です。
体調万全で試験当日の点数アップ:親は努めて落ち着く姿勢
0.3〜0.5倍程度の倍率変動であれば、「5~7点アップ」で大抵クリアできるでしょう。
中学受験の受験生は、まだまだ幼い小学生たちです。
僕、合格
出来るのかな・・・
私は入試当日
大丈夫かな・・・
他ならぬ子ども本人が不安な中、親は落ち着いて冷静になることが大事です。
親は、あまり多くの情報に惑わされることがないようにしましょう。
ぜひ本人が、万全の状況で当日臨めるようにして頂きたいと思います。
様々な情報を考え過ぎるよりも「5点アップ」を目指す様にしましょう。
様々な情報は多少気にしながら、最も大事な子どもの体調・精神状況を見つめましょう。
そして、受験生の子どもたちが合格へ向かって走り抜けるのを助けて頂きたいと思います。
読者の受験生の皆様の合格を心より願っております。
次回は下記リンクです。