前回は「合格へ向かう心構え・コツ〜第一志望校合格の実話・中堅校から武蔵中学へ・全力で試験に臨む姿勢・志望校の校風とカラーを強く認識〜」の話でした。
入学試験当日の大事な心構え:自分を信じて集中
今回は、試験当日は自分を信じて集中し、雑念を振り払う話です。
「集中すること」は当たり前の事ですが、なかなか難しいことでもあります。
雑念を振り払うって、
難しいよ・・・
集中することは
大事だけど、緊張しそう・・・
大人でも難しいことがありますから、小学生の子どもは大変なことかと思います。
でも、大丈夫です。
今までの模試での経験を、本番の試験に活かしましょう。
模試は「問題を解く練習」でありますが、「当日の予行練習」でもあります。
模試の時は、
上手く集中できたよ!
模試の時、上手く集中できたのですから、当日も大丈夫です。
でも、模試と本番は
全然違うから・・・
実際「模試と本番は全然違う」のですが、「同じ気持ちでいつも通り」やるようにしましょう。
試験当日の休み時間:周囲の方の会話と自分
今日は筆者の体験記を元に、入学試験当日の心構えの参考の話です。
武蔵中学校を受験した時、算数の第一問目は速さ・比の問題でした。
筆者は時間がかかったものの、第一問目を自信持ってきちんと解答まで辿り着きました。
そして、他の大問・小問をいくつかしっかりこなし、
まあまあ出来た!
良かった・・・
ホッとしていました。
何とか、
良いところまで行ったんじゃないじゃかな・・・
こう勝手に考えていました。
その後に試験の合間の休み時間のこと。
当時の塾で、同じクラスだったSくんが誰かと話していたのが耳に入りました。
ああ、
あの問題ね!
答えは
整数だったね。
どうやら、筆者が「自信を持って解答した」1番目の問題の話らしいです。
何気ない話がポッと耳に入ってきた筆者は、
えっ?!
大いに驚きました。
誰かと話していた、Sくんは続けます。
答えが
小数だったの?
それは
違うでしょう。
武蔵は、ああいう問題は
いつも答えは整数でしょ。
筆者が「自信持って解いた答え」は「小数」でした。
Sくんは自信満々で続けて、
ああいう問題の答えは、整数に
決まってるでしょ。
こう言っていました。
気持ちを取り直す姿勢:周囲に振り回されない
当時の筆者は、このYくんの声に大きなショックを受けました。
えっ?!
筆者が自信持って解答にたどり着いた答えは「小数」でした。
もし「答えが整数」ならば、「答えが間違っている」事になります。
算数の大問1題を落とすことは、「不合格の可能性」が一気に高まります。
そこで、筆者は思いました。
間違っていたかも
知れない・・・
でも、考え方は合っていたはずだから、
計算ミスかも知れない・・・
武蔵は「分かっていることにはきちんと部分点が入る」から、
大丈夫なはず!
気持ちを取り直して、続きの試験を受けました。
後で分かったことですが、この問題の答は小数でした。
僕の考え方・答えは、バッチリあっていました。
算数の他の問題は全く覚えてないのですが、当日大きなショックを受けたために未だに覚えています。
Sくんは「悪気で言った」のではないでしょう。
もちろん、Sくんは「周囲の方を惑わせるつもりだった」とも思えません。
友達との会話の中で「思ったことを言っただけ」でしょう。
悪気がなくても、こういう「悪いことの予兆を感じる」ことに振り回されると、
ひょっとして、
さっきの問題、間違えちゃったかな・・・
あれ?
出来ていると思った問題、大丈夫かな?
テンションが下がることがあります。
そして、自分の持つ実力が発揮できないかもしれません。
こういうことも、当日は考えられます。
不安に感じるようなことが耳に入っても、
僕は
絶対大丈夫!
私は絶対合格
出来るはず!
このように、ポジティブな姿勢をキープすることが大事です。
試験を受ける時など「何かに懸命に取り組む」時、雑念は邪魔でしかありません。
雑念は振り払って思い切り実力を発揮して、合格へ向かいましょう。
次回は下記リンクです。