広い視野で学ぶ姿勢〜TIME THE100で日本人ゼロ・TIME全時代で最も影響力が強い人物100人〜|日本と世界の教育と受験2

前回は「世界を視野に入れる学び〜TIME THE100の偉大な威人たち・Gender Gap Index2021で120位の日本〜」の話でした。

目次

TIME:全時代で最も影響力が強い人物100人

TIME The 100 Most Influential People of All Time

毎年、TIME100として「今年の100人」を決定、報道する米国TIME。

“TIME NEXT 100″として「次世代の100人」も最近決定するようになりました。

歴史があり、世界中の状況をしっかり見ている鋭い視点から、非常に評価が高いTIMEによるランキング。

明治期においては、日本は「明確な後進国」であり、学問の中心は欧州でした。(上記リンク)

そして、20世紀初頭までは「世界の歴史は欧州中心」だったのが現実です。

そして、20世紀以降は米国が覇権を握り続けています。

そのため、TIME100は、欧米人が中心となっていますが、もちろんアジアなどの方々も含まれています。

「有史以来の100人」は、非常にハードルが高いですが、日本人は誰が入っていると思いますか。

う〜ん・・・
誰かな・・・

織田信長
だと思う!

信長もすごいけど、
世界的には、徳川幕府を開いた家康かな・・・

西郷隆盛も
入りそう!

西郷さんは、
有名だし、入りそうだね。

西郷隆盛に関しては、郷中教育などの話を上記リンクでご紹介しました。

本を見ると
アインシュタインが入っているね!

物理学者・科学者の中で、圧倒的に超有名なアインシュタインの話は、上記リンクでご紹介しています。

サイエンティストも
入っているから、日本からだと誰かな・・・

最初のノーベル賞受賞した
湯川秀樹さんかな・・・

何名かの候補が出てきました。

こういうことを考えてみるのも、歴史の勉強に限らず、思考力を養うでしょう。

それでは、日本人でTIME100に入るのは、どなたでしょうか。

広い視野で学ぶ姿勢:TIME THE100で日本人ゼロ

左上から時計回りに西郷隆盛、徳川家康、湯川秀樹、織田信長(Wikipedia、国立国会図書館)

実は、TIME THE100には、日本人からは誰も入っていません。

えっ!!!
そうなの・・・

日本からは
ゼロ人なの・・・

ちょっと
ガッカリ・・・

一人くらい
入って欲しいね・・・

アジアからは中国の孔子、あるいはアフリカからはマンデラ大統領が入っています。

そうなんだ・・・
残念だね・・・

G7の一つで、
世界3位の経済大国なのにね・・・

画家ピカソ、音楽家ベートーベンなども入っています。

日本からも
一人くらいは欲しい・・・

どこかの分野に
一人でいいから・・・

日本人ならば、そのように考えるのが当然でしょう。

米国メディアである TIMEは、どうしても「自国である米国中心の視線」となりがちではあります。

それでもなお、「世界をしっかり見ている視線」には世界中から極めて高い評価を得ています。

そのため、世界中で読まれ続け、非常に信頼性が高いのがTIMEです。

それは、「世界共通言語=英語で発信している」ことも大きな理由です。

日本メディアが、外国の方に依頼して流暢な英語で発信したところで、

JAPANのメディアで、
こんな話があった!

と、「世界中の方が見るメディア」には決してならないでしょう。

米国や英国のメディアには、それぞれに強いカラー・思想・方針があります。

そして、共和党か民主党かの「支持政党が明確」な場合も多いです。

それでも、比較的「公平性を持って世界を見る」視線があります。

そうかぁ・・・
日本が軽視されているのかな・・・

私たちにとって、米国は
大きな存在だけど、向こうは違うのかな・・・

「ある程度の公平性」を持っているので、「日本を軽視している」わけではないでしょう。

米国や欧州のメディアから考えると、

まあ、JAPANのことは
十分に知っている・・・

立派なJapaneseが
大勢いることも把握している・・・

だが、公平に審査したら、
TIME100に入るべき日本人がいなかったのだ・・・

というのが、のが実情でしょう。

出来るだけ、「世界を知る・世界を見る」姿勢を持ちましょう。

歴史や時事問題に限らず、広い視野で学ぶ姿勢が大事です。

次回は下記リンクです。

新教育紀行

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