前回は「ばね・てこのコツ・ポイント 3〜つり合っている=安定している:色々な点でのつり合い・棒の重心と中心・「複雑」を「簡単」に考える姿勢・考え方も計算もシンプルに〜」の話でした。
基本・基礎をしっかり理解して応用問題を理解
今回は、理科の勉強の話です。
てこの問題などで、基本的なことをしっかり理解することが大事です。
上の二つのてこは基本・基礎なので、
これは、簡単で、
分かるよ!
でもさ、
てこ・かっ車が多くなると複雑で分からなくなる・・・
てこ・かっ車・バネが色々と登場する問題、あるいは電池・電球が多い問題。
そういう問題は「応用問題」と呼ばれます。
基本問題を理解した後、「問題を解くトレーニング」として、応用問題をいくつかやる必要があります。
その「応用問題に取り組む」際には、
こういう問題は、
こういうパターンで考えて・・・
「解法パターンを考えて解く」学び方もありますが、「基本をしっかり」学ぶようにしましょう。
その「基本」があって、「応用問題」の解き方をいくつかしっかり理解する姿勢が良いでしょう。
一番良いのは、「他の人に説明できる」ことです。
学校や塾で先生から
「説明される」ことはあるけど・・・
僕が「説明する」ことは
ないよ・・・
「学ぶ側」で「受け身の姿勢」の小学生・中学生・高校生。
大学生は本来もう少し主体性を持って学ぶべきですが、ここでは、小学生・中学生・高校生の話です。
「自分が説明する」機会が、とても少ない小学生・中学生・高校生。
たまには、同級生同士で、
ここは、
こういうことでしょう!
説明したり、教え合うのも良いでしょう。
なかなか、友達同士で
教え合ったりは、ないかも・・・
中学受験生は「基本を理解しているか、説明できるか」を親に説明するのも良いでしょう。
ちょっとさ、
この「てこの問題」を説明してみてよ。
親が子どもに聞いてみて、説明してもらいましょう。
大人の親にも「得意・不得意」がありますが、基本的なことは教科書・テキストで復習して、
ああ、そういえば
こういう内容だったな・・・
概要を理解した上で、子どもに説明してもらいましょう。
このてこに、こういう
力がかかって・・・
すんなり説明できる場合もありますが、
説明するって、
無理・・・
「説明が難しい」分野もあるでしょう。
「他人(自分以外の人)に説明できない」ということは、「理解できていない」ことです。
たまには、「お父さん・お母さん」に説明してみて、理解を深めるのも良いです。
・基本的なことを、しっかり理解する
・他の人・親などに、基本的なことを説明出来るようにする
すると、基本的な事が「しっかり理解」出来るようになり、応用問題が分かるようになります。
このように、「他の人に説明出来る」くらい基本・基礎ができていると、応用問題への見方が変わります。
様々な場合があったり、複雑な応用問題。
実は、「基本問題の変化球」に過ぎないことが多く、多くの応用問題は類似性があるのが現実です。
・応用問題は「基本問題の変化球」
・応用問題は、類似性・似ている部分が沢山ある
・基本をしっかり理解して、応用問題を解けば、他の応用問題も同じように解ける
学習マンガを「考えながら読む」学び
出来るだけ「考え方・解法を理解して解く」のが「良い学び方」の理科・算数。
一方で、「解法・パターンを暗記する」という考え方もあります。
また、社会は一部で記述式等論理・考え方を問う問題がありますが、多くは暗記中心となります。
社会の選択問題で「流れを理解して合理的に考えて解く」方法を紹介しました。(上記リンク)
歴史は、「丸暗記」よりも「流れ・背景を理解する」姿勢の方が、学ぶ意欲が高まるでしょう。
語呂合わせも
良いんだけど・・・
ただ、「丸暗記する」のは、
ちょっとしんどい・・・
「丸暗記が好き」な方は良いですが、「ひたすら暗記」は多くの方にとって、辛い事です。
歴史の流れ・背景の理解には、教科書・テキストではなく、学習マンガが良いでしょう。
「学習マンガが良い」ことは、昔から言われていますが、
私、学習まんがを
一生懸命読んでいるけど・・・
あまり、歴史の
成績が良くなくて・・・
様々な科目・分野に対して、それぞれの方の相性があります。
「学習まんがを読んでも、成績上がらない」方は、「ただ読んでいるだけ」の傾向があります。
「歴史が好き」な方は、学習まんがを読みながら、様々なことを想像します。
筆者は小学生5年生くらいから、歴史が好きでした。
そして、学習マンガを読みながら、
ここで、西郷隆盛が
こう言って・・・
大久保利通が、
こんなことをやって・・・
この様に想像するのが楽しかったです。
そういう「想像するのが楽しいか、どうか」は、歴史との相性にもよるかもしれません。
社会でも理科でも、「何か興味がある、好きな分野」があると思います。
歴史は、幕末・明治維新が
好きだけど・・・
鎌倉時代・室町時代が
あまり興味がなくて・・・
色々な方の個性がありますから、まずは「興味がある、好きな、得意な」分野をしっかり学びましょう。
理科も学習まんが・テキストを読んで学ぶ際は、色々と考えるようにしましょう。
「ただ読む」のではなく、
「考えながら読む」のが良いのね・・・
「ただ読む」のと「考えながら読む」のとでは、理解する度合いが全く異なります。
最初は「好きな分野」だけでも良いので、考えたり、イメージするのを楽しみましょう。
理科の学力・成績アップ勉強法:勉強時間以外の時間を活かす学び
そして、「好きな、得意な」分野を色々考えるようにしてみましょう。
これは、「勉強している時」だけではなく、「お風呂に入っている間」などが良いでしょう。
お風呂に入っている時が
良いの?
沢山やる事があって、「勉強時間が足りない」受験生。
誰でも、
もっと勉強時間が
多かったら、成績上がるのにな・・・
1日が24時間ではなく30時間などになったら、「成績が上がるはず」と思いがちです。
それは不可能であり、睡眠時間を減らしすぎるのも問題です。
そこで、「勉強時間以外の時間」を有効活用しましょう。
それには、「お風呂に入っている時間」などを「考える・復習する時間」にしましょう。
・お風呂に入っている時間
・おやつを食べている時間、など空いている時間を有効活用
外を歩いている時間とか、
移動時間も使えるね!
移動時間も良いですが、「電車などに乗っている」時が良いでしょう。
「歩いている時」は「考え事をしている」と、危険な可能性が高まるので、やめましょう。
歩いている時は、
ちゃんと周りを見るね!
歩いている・自転車に乗っている時は、その活動に集中しましょう。
理科は、実験問題等の理解力を問う問題と暗記中心の問題があります。
科目としての性質を別とすると、「算数と社会の間にある」感じです。
受験生の間に、理科も様々暗記しなければなりません。
暗記と同時に「理解力を問う」実験問題等は、どんどん得意になっておきましょう。
暗記は、なかなか「一気に進める」のは難しいです。
暗記は、徐々に進んでゆく感じになるでしょう。
先に「考え方を問う」問題をしっかり理解・押さえておくようにしましょう。
実験問題などは理解出来れば、ある程度の点数が取れるので、安定感や安心感に繋がります。
実験問題等は基本的考え方を理解すれば、「暗記よりも簡単」な場合があります。
こういう問題は「イメージすること」が最も大事です。
小学校の理科で、実験をすることが今後もあるでしょう。
その時は「これまで以上にイメージを膨らませて・理解して」取り組みましょう。
楽しく学んで、実験問題・理解力を問う問題を得意になりましょう。
次回は上記リンクです。