前回は「超若き天才物理学者オッペンハイマーと原爆開発〜マンハッタン計画発令・攻守に万全期した「巨大ボイラー」米国〜」の話でした。

日本を知り尽くしていたスティムソン:満州事変と国際連盟脱退


私はKyotoを愛し、
Japanは好きだ・・・
第二次世界大戦の時、ずっと陸軍長官を務めたヘンリー・スティムソン。
スティムソンは、京都をこよなく愛し、二度も訪問していました。



私も
京都は大好きよ!
日本人にとって「精神的故郷」とも言える京都は、日本人ならば誰でも好きです。
「誰でも好きな京都」ですが、



私は京都を
こよなく愛する!
「京都をこよなく愛する」日本人は、かなり少数派でしょう。
京都を愛したスティムソンは、当時の米国では数少ない親日派でありました。





Manchuria(満州)でJapanが
暴れ回った時は、国務長官だった!


柳条湖事件も勃発に伴い、当時の国際連盟はリットン調査団を派遣しました。
この時、大日本帝国は世界中から「満州傀儡建国」に猛烈な反対を受け、



我が国の主張が
受け入れられないなら・・・



国際連盟を
脱退します!
せっかく「常任理事国の一員」だったにも関わらず、国際連盟から脱退してしまった大日本帝国。
・英国
・フランス
・日本(大日本帝国)
・イタリア
国際連盟と国際連合に関する問題に関する話を、上記リンクでご紹介しています。



Kyotoが好きで、Japanの
歴史も、ある程度知っている・・・



そして、近年のJapanのことは、
知り尽くしている!
親日派であり、米国切手の知日派でもあり、国務長官など務めた「超ベテラン」のスティムソン。





私はDemocrat(民主党)で、
Republican(共和党)は好まないが・・・



対Japanは、RepublicanのStimsonに
任せれば、万事良し!
この点において、対日戦を考える時、スティムソン以上の陸軍長官適任者は不在でした。



GermanyのHitlerと共に、
Japanをぶち倒す!



我がUnited Statesは
Japanに押されていますが・・・



すでに、我が国は戦時生産体制にあり、
空母や戦闘機を大量生産しています!
当時、大日本帝国と米国ではGNP(GDP)に「10倍近い」差がありました。


さらに、世界ダントツトップの原油生産量を誇る米国と「原油が事実上ない」大日本帝国。
米国から見れば「普通に戦えば、絶対に勝てる」戦争でした。
原爆開発に乗り出した天才物理学者フェルミ:欧州のユダヤ人排斥





全Europe(欧州)を
我が手に!



我がGermanyの力で、
新型爆弾を作るのだ!



JapanにもGermanyにも
最後は絶対に勝てるが・・・



Germanyで、新型爆弾の
開発をHitlerがしているらしい・・・



ならば、我がUnited Statesが
Germanyより先に、その爆弾を作るのだ!
米国から見れば、ヒトラーが新型爆弾を開発することは「悪魔が最終兵器を握る」ことでした。



我が陸軍で、優れた
物理学者を集めて、必ず作り出す!


そして、プロジェクトの推進役に任命されたのが、ロバート・オッペンハイマーでした。
1904年生まれだった、ロバート・オッペンハイマーは、当時38歳の超若手でした。



私は頭脳には
自信がある!
若い頃から超優秀だったオッペンハイマーは、「新たな超困難な研究」に「うってつけ」でした。
一方で、米国といえども「まだ38歳」では、能力は抜群でも「不足している点」もありました。
そこで、ロバート・オッペンハイマーと共に原爆開発を推進する強力な人物がいました。


物理学者のエンリコ・フェルミです。
1901年生まれのフェルミは、オッペンハイマーより3歳年上でした。
極めて優れた物理学者であったフェルミは、1938年にノーベル物理学賞を受賞しており、



私もUnited Statesの
原爆開発に協力しましょう!
オッペンハイマーたちと共に原爆開発に乗り出しました。
イタリア生まれのフェルミでしたが、当時米国にいたことには理由がありました。


Hitler率いるドイツ帝国と同盟を結んでいた、ムッソリーニ率いるイタリアでは、



Hitler(ヒトラー)と
共にユダヤ人を撲滅させるのだ!
ユダヤ人は、極めて危険な立場にありました。
20代半ばにして、ローマのラ・サピエンツァ大学の教授に就任したフェルミは、



我が妻はユダヤ人・・・
Italy(イタリア)は危険すぎて、いられないな・・・



ノーベル物理学賞授賞式のために、
Stockholm(ストックホルム)へ向かい・・・



そのまま、United Statesに
向かうのが良さそうだ・・・
ストックホルムから直接米国へ向かい、移住しました。
当時、ドイツ・イタリアなどのユダヤ人、あるはユダヤ人に関係する人は、多数米国へ亡命しました。





私も
ユダヤ人です・・・



元々ドイツ人でしたが、
ドイツが嫌いで、ドイツ国籍捨てました・・・



Hitler率いるドイツは、
さらに輪をかけて嫌いです・・・
アインシュタインもユダヤ人であり、安全な米国に移りました。
ヒトラーの「ユダヤ人撲滅政策」によって、欧州の優れた物理学者たちが一斉に米国に向かいました。
欧州で「ユダヤ人排斥運動」が広がった結果、「世界中の頭脳」が米国に結集した形になりました。



我がUnited Statesには、
優れた物理学者が大勢集まっている・・・



この陣容ならば、
原爆開発も可能かもしれない・・・
フェルミ分布、フェルミ推定など極めて優れた物理・数学の功績があったフェルミ。



私は、多数の優れた
業績を残した・・・



私の名前を冠した
“Enrico Fermi Award”(フェルミ賞)もあります。
オッペンハイマーは、諸事情によりノーベル物理学賞は逃したものの、フェルミ賞を受賞しました。
フェルミやオッペンハイマーら超一流物理学者たちが、一斉に米国で原爆開発に乗り出しました。
多数の超一流物理学者が「巨大ボイラー」米国で、前人未到の大開発に邁進していました。