4月からの新たな中学校の人生〜期待に胸膨らませて・偏差値ランキングより校風や教育理念を大事に・しばらくは新たな学校生活を楽しむ姿勢〜|中学受験

前回は「中学受験生たちの小学校卒業〜中学受験後の明暗が分かれる中・中学受験生に対する教員の取るべき姿勢・教師としての矜持〜」の話でした。

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4月からの中学校の人生:期待に胸膨らませて

新教育紀行
公園の桜(新教育紀行)

今年、中学受験を終え、4月から志望校に行かれる方・親は、

早く合格した
A中学校に通学したいな!

行きたかったB中学校の
制服を早く着たいな!

今は期待に胸を膨らませている事でしょう。

長い間、お疲れ様でした。

必ずしも第一志望校ではなかった学校に通学する方もいらっしゃると思います。

自分が合格し「自分に縁があった学校がベストな学校」です。

偏差値ランキングより校風や教育理念を大事に

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武蔵中学・高校のかつての校舎・物理実験室(新教育紀行)

日本は欧米に比べて「偏差値で学校を序列化する」傾向が非常に強いです。

偏差値65のA中学校と
偏差値60のB中学校・・・

この二つの中学校を比較すると、
A中学校の方が良い!

という「誤解」が蔓延しています。

そして、中学校・高校・大学に対して、偏差値による序列化・ランキングが根強くあります。

欧米が良いばかりではなく、日本にも「欧米より良いところ」が沢山あります。

ところが、教育に対する姿勢は、欧米と日本では隔絶たる差があるのが現実でしょう。

そもそも、各学校が「良い・悪いの基準」が何なのか?が不透明です。

「良い・悪いの基準が偏差値」であれば、上記の話は「あながち間違いではない」のです。

それが「正しい考え方」かは賛否両論あるでしょう。

本来「学校の良さ」は学校の理念・教育姿勢が最重要です。

あるいは校舎の環境や先生方、そして数字で測りやすい大学進学実績など総合的に判断されるべきです。

私は「偏差値は重要ではない」スタンスです。

偏差値はあくまで「学力と志望校を考える際の『一つの参考』でしかない」と考えております。

受験が終わり本人が「頑張って合格した」結果「縁があった」中学校へ入学することを楽しみにしましょう。

そして、その学校で生活するのを楽しみにして頂きたく思います。

しばらくは新たな学校生活を楽しむ姿勢

新教育紀行
雲と空(新教育紀行)

筆者は、中学受験生たちには、しばらくは羽を伸ばして頂ければと思います。

一方で、また「お勉強しなさい」という論調もあるかもしれません。

入学までに
中学一年の予習をしよう!

という方もいらっしゃるかもしれません。

これは一つの考え方です。

中学1~3年くらいの間は、のんびり「中学校の校風・カラー」に浸りながら、楽しんで欲しいと考えます。

ぜひ春休みは「勉強・勉強」ではなく、色々やってみましょう。

旅行に行ったり、出かけてみたりすると良いでしょう。

「受験のために出来なかったこと」を「少し取り戻してみる」試みをしてみましょう。

しばらく出来なかった「公園で遊んでみる」のも良いのではないでしょうか。

街を歩いても、面白いことが結構沢山あります。

親は、しばらくは子どもの自由に過ごさせて上げる方が、長期的視点に立って伸びるでしょう。

大いなる気持ちで、4月から楽しく登校することを楽しみにしましょう。

新教育紀行

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