自宅でロケット飛ばす体験 5〜好奇心を育む・回したりして「主体的に物事に関わる」姿勢異なる泡の量:分からなくても「なぜ?」と考える姿勢・いよいよロケット発射・失敗を活かす姿勢〜|学研の科学

前回は「自宅でロケット飛ばす体験 4〜発射台の完成・水の高さが同じになる体験・同じこと・「対称性」に注目・電気分解を体験・泡を出す・「なぜだろう?」の姿勢と「理解する」姿勢〜」の話でした。

目次

好奇心を育む:回したりして「主体的に物事に関わる」姿勢

泡が出てきて、いよいよロケット発射です。

泡が沢山
出てきたね!

子どもは、とても楽しそうですが、

泡が出るのは、
面白いな・・・

大人である僕も、なんだか楽しくなってしまいます。

このように「ブクブクと泡が出る」のを見るのは、面白いです。

その「ブクブクと泡が出る」のを、「自然と出る」あるいは「水族館などで見る」のも面白いです。

それも面白いですが、「自分がグルグル手を回すと、ブクブクと泡が出る」のを見るのは、大きな好奇心を育むでしょう。

「自分でグルグル手を回す」ことは、「物事に主体的に関わる」ことになります。

異なる泡の量:分からなくても「なぜ?」と考える姿勢

泡がブクブクと、どんどん出てきました。

2本の棒から出る泡の量が、
違うね。

あ、
本当だ?

なぜだと思う?

分からないよ。

考えてみて。

う〜ん。
分からない。

これは、小学生だから、わからないのが当然です。

「水分子の組成がH20で、Hが2つ、Oが1つ」が理由ですが、それは中学以降の化学です。

水が出来ているものが
二つあって、量が違うんだよ。

ふ〜ん。

「よく分からないけど、まあいいや」という姿勢の子ども。

分からなくても、「なぜ?」と考える姿勢は大事だと思います。

子どもは、どんどんハンドルを回します。

気泡がたくさん出てきて、その様子がなんとも面白いです。

すごく泡が
出てきたね。

そろそろ発射準備OKです。

ロケットの下の水が、
少なくなってきたね。

あっ、本当だ。

パイプでつながっているから、
泡がロケットの試験管に行くね。

その泡が、
水を押し出すんだよ。

ふ〜ん。

ロケット下の水が十分下がったと思ったら、
発射してみて。

うん。

ここで、子どもが

発射!

とロケットを斜めにしました。

ロケットを斜めにするのは、
後にしよう。

とりあえず、「普通の状態」で実験が成功することが大事です。

いよいよロケット発射:失敗を活かす姿勢

だいぶ泡が出て、ロケット下の水が下がりました。

もう
いいかな。

発射してみよう。

発射!

子どもが、着火スイッチを勢いよく押します。

・・・・・・・

ところが、発射しませんでした。

あれ?

発射
しないよ・・・

発射
しないね・・・

・・・・・

「発射する」と思っていたので、僕にとっても「予想外の事態」です。

もう一回
やってみよう。

もう一回
押すね!

スイッチ
押してみて。

・・・・・・・

やっぱり、発射しませんでした。

何事も経験です。

失敗したら、「上手くいかなかった理由」を考えましょう。

どこか、
隙間があるのかな?

そうかもね。

この失敗は、意図的ではありませんでした。

僕としても、しっかり準備していたつもりだったので、意外でした。

なぜ、
発射しないんだろう・・・

失敗も、たまには良いです。

「実験の失敗」は挫折でもなんでもありませんが、「上手くゆかないこと」に対処できる力は大事です。

なんで、
飛ばないんだろうね・・・

「なんでだろう?」という好奇心が、理科への好奇心を大きく育てます。

そういう姿勢は、算数・数学への姿勢としても、とても大事です。

そして、「失敗を活かす姿勢」が大事でしょう。

解けなかった問題は、

なぜ、
できなかったんだろう?

と考えながら、しっかり復習しましょう。

次回は、再チャレンジです。

実験内容は、小学生には非常に高度で、中学生以上の内容です。

「ロケットを飛ばす」という行為が、遊びに似た実験でオススメです。

学研の科学(学習研究社)

子どもと理科実験するには、非常に良いので、ぜひお手に取ってみてください。

次回は下記リンクです。

新教育紀行

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