前回は「楽しむ知育・工作 5〜大人も一緒に・タミヤ楽しい工作シリーズ〜」の話でした。
ギアボックス2つとツノ・前足が本体に設置されました。
出来て
きたね。
この「出来てくる」感じが、「工作」を実際に体験する時の醍醐味です。
ここで、最終イメージを確認してみましょう。
箱持ってきて、
もう一度見てみよう。
出来ると、
こうなるんだね。
足が何本
ある?
本物のクワガタと
同じで6本だね。
だから、
あと4本つけるんだね。
「最終イメージ」が再確認できたところで、中脚・後脚の作成を進めてゆきます。
たくさん
パーツがあるね。
説明書を
よく読んで、しっかり進めてみよう。
ギアボックスと中脚を接続します。
モーターが
動くと、この足が動くんだね。
片側に3つ、両側で合計6つある脚は、全てがモーターと接続するのではなく、連動します。
モーターの回転がギアボックスを介して左右をグルグル回転する動きとなり、中脚が回転します。
この
真ん中の脚が回転するね。
そして、
こっち(前)の足も動くのかな・・・
中脚をしっかりギアボックスに固定して、後脚の設置を始めます。
この棒に
足をつけるんだね。
両側から
足をつけるんだね。
これは、
もう出来るよ。
何度か「似た制作」をした子ども。
自信満々で、制作を進めてゆきます。
慣れると、「これは自分には出来る!」という自信・確信が生まれることも大事です。
脚と脚をつなげる
パーツはよく見て、作ってみて。
うん。
こうかな?
前回、「ジョッキー」の制作の際には、前後の連動がうまくゆかず一度立ち戻る経験をしました。
真ん中の足が動くと、
前と後の足も動くよ。
動作確認をしながら、作ってみます。
バッテン(クロス)する
感じは、こういう感じでいいのかな。
説明書と
同じ向きで確認してみて。
パーツがクロスするのは、前後関係も大事なので、ゆっくり進めます。
これで、
出来たのかな?
説明書の
絵と同じ?
同じだと
思うよ。
足も全部ちゃんと
動くよ。
これで
出来ていると思うよ!
ギアボックスに接続する中脚と、前・後脚がしっかり連動します。
ちゃんと
出来ていそうだね。
これで、ほぼ完成の形に至り、もう少しです。
作成の途中で、説明書だけではなく、箱の写真を見て「最終系をイメージ」しました。
「最終形=目標」をしっかりとイメージしながら、制作を進めることは大事です。
これは、算数・数学の問題を解くときも同様です。
図形問題では「相似形を作る・発見する」ことが最も大事です。
その為に「良い補助線を引く」ことがポイントとなります。
補助線には「良い補助線」や「少し遠回りな補助線」などありますが、
この補助線が
良さそうかな。
という勘を磨くことが大事です。
そういう勘は、「算数・数学的センス」も多少影響するかもしれませんが、多くは「経験による」と考えます。
大事なことは、「自分で実際に色々と補助線を引いて考えてみる」ことです。
答えを見て「この補助線が良い」と学ぶことも大事ですが、それだけだと勘が磨かれません。
自分で実際に補助線を引いて、
こういう補助線は
どうだろう・・・
と考えているうちに、「補助線や図形の方向性」が見えてくるようになるでしょう。
「解法パターン」をたくさん身につけるのも良いですが、自分で考えると複眼的思考が成長します。
少し遠回りしてみるのも、算数・数学の学習では大事で、学力が上がるでしょう。
次回は下記リンクです。