前回は「楽しむ知育・工作 4〜大人も一緒に・タミヤ楽しい工作シリーズ〜」の話でした。
クワガタムシの動力となるギアボックスが設置されました。
これから、クワガタムシのツノや足を作成してゆきます。
まずは、ツノを作ってゆきます。
この2本のツノが動くのが面白いところです。
2本のツノをセットして、小さな部材と連動させます。
これはツノだね。
これは何だろう?
子どもは、ツノ以外のパーツが「何なのか?」が気になるみたいです。
これがツノを
動かすんだよ。
ネジを
留めてみよう。
こうかな?
今まで様々な「楽しい工作」を作りましたが、中でも「分かりにくいパーツ」です。
ギアボックスなどとも異なり、少し不思議な形をしています。
これで
いいのかな?
うん。
いいね。
説明書を読めば、大人は
ツノと連動させる
パーツだろう。
と想像がつきますが、子どもは不思議そうな表情です。
ツノを
つけるね。
これで、ツノをつけることができました。
ほら、
こうするとツノが動くでしょ。
あっ、本当だ。
面白いね。
2本のツノと上部に設置したパーツが連動して、パチパチ動きます。
こういう工作は、「ただ作る」のではなく「ときどき動きを確認する」のが良いでしょう。
この「動きを確認」が「仕組みを理解する」ことにつながります。
そして、何らかの不具合があれば早めに分かります。
続いて足を作成してゆきます。
これは
この間の工作と一緒だね。
これは、
もう出来るよ!
先日作成した「ジョッキー」の馬にも、足につけた円盤状のパーツです。
動く足を留める軸となる棒を設置しました。
これに
足をつけるんだね。
そうだね。
説明書見ながら、つけてみよう。
クワガタの足をつけてゆきます。
軸に対して両側から足を留める作業は、これまで何度かやってきました。
もうだいぶ慣れてきた感じです。
ここから、「足同士が連動するパーツ」をつけてゆきます。
この間は、
針金だったけど、今回はプラスチックだね。
この間は、
間違えちゃったね。
「ジョッキー」の作成時は、足の連動の組み合わせに一度失敗して、作り直しました。
その経験を活かして、今回はしっかり作ってみます。
説明書を
よく見てね。
これで
いいんだね。
プラスチック同士のパーツを白いパーツで留めます。
すると、相互が骨のようにキュキュッと動きます。
面白いね。
「面白い」と感じながら、こういう工作物を作るのが大事だと思います。
少しずつ足をつけてゆきます。
ギアボックスが
二つあるから、難しいよ。
ギアボックスが増えたからといって、必ずしも複雑化しているのではありません。
でも、子どもにとっては「なんとなく難しそう」と感じられます。
少しずつ
やってみれば、出来るよ。
これで
いいのかな?
途中まで完成しました。
ここまでは比較的簡単で、ここから前足と後ろ足を連動させるところがポイントです。
いいね。
うまく出来たね。
多くの工作・おもちゃは「モーター1つ」で動いています。
「モーター2つ」になると、少し壮観に感じます。
まだ経験の浅い子どもにとっては、「難しい」ように感じられることもあります。
「複雑な仕組み」も一つ一つ分解してゆけば、「基本的な仕組み」になることが多いです。
算数や数学でも「一見複雑で難しそう」に見える問題も、「基本事項の組み合わせ」であることが多いです。
そういう問題の考え方・解き方は、学校などで教わりますが、一番良いのは「自分で色々試行錯誤する」ことです。
「教わってできるようになる」のは比較的簡単なことですが、なかなか身につかないこともあります。
「自分で試行錯誤」は、少し遠回りで時間もかかりますが、身につきます。
誰しも「自分でやってみると、よく覚えている」のです。
こういう工作も、制作風景を動画や本で見るのも良いですが、一番良いのは「自分でやってみる」ことです。
暗記問題等も「どんどんやってみる」「アウトプットしてみる」方が身につくでしょう。
次回は下記リンクです。