前回は「楽しむ知育・工作 2〜身近なリモコンを作る「タミヤ楽しい工作シリーズ」・作りながら「パーツの動き」を確認〜」の話でした。
じっくり考えて作る「タミヤ楽しい工作シリーズ」

「楽しい工作シリーズ」で、初めてのリモコンが出来ました。
ここで、電池を入れてみます。

今まで、電池が
1本が多かったね。



これは
2本みたいだよ。



電池の向きが
マークで描いてあるから、入れてみて。





これで、
いいかな?





こういう風に
入れればいいの?



そう。
マークと一緒になるね。



なぜ、この電池は
逆の向きになるの?
大人から見ると電池の向きは「当たり前のこと」ですが、子どもには不思議に思えるようです。
確かに、2本あったら「同じ向き」に入れた方が素直な気もします。
これは、電池が「直列か並列か」で変わりますが、今回は直列です。



逆向きにすると、
電池がこういう風につながるでしょう。
「電気の流れ」を教えたいですが少し難しそうなので、「電池がどうつながるか?」を説明します。



ふ〜ん・・・
そうなんだ・・・
このように「ただ作る」のではなく、



この電池の向きは
こうなって・・・
「じっくり考えて作るながら作る」ところが、タミヤ楽しい工作シリーズの良いところです。
モーターで電気を体験:電圧と電流と抵抗


ここで、モーターがきちんと動くかどうかをチェックします。



モーターが
回ったよ!



これで、きちんと
配線が繋がっているね。
今回の工作は配線が多いので、少しずつ確認するのが良さそうです。



線が
たくさんあるね・・・
今回の工作では、青・黄・赤・白の配線があります。



モーターに
この小さなギアをつけてみて。





これは、
この間もやったね。


モータの先端に小さなギアを付けるのは、もう慣れたようです。


モーター二つに、紫色のギアを設置しました。



モーターが回転して、
このギアが回るんだよね。



そうだね。



でも、こんなにたくさん、
線がなくてもいいんじゃない?



これはリモコンで動くから、
今回は線が多いと思うよ。


このように、少しずつ観察しながら着実に制作を進めてゆくと、



たくさんの線を
どう繋ぐんだろう・・・
「作ること」から多くのことが得られると考えます。
そして、ギアボックスへモーターを設置してゆきます。



これは、
この間のと同じかな?





そうだね。
同じような感じだね。
今回はギアボックスがすでに出来ていますが、モーターを差し込んで連動させるのは似た構成です。





よしっ、
出来た!
納まりもしっかりして、設置が完了しました。



ギアを
回してみて。





あっ、
ギアを回すとモーターが回るね。



だから、モーターが回ると
ギアが回るんだね。



そうだね。
ギアがよく回るね。
ギアは調子良くクルクルと回転します。
今回は、電池の直列つなぎを経験しました。
小学校高学年・中学受験で大勢の方が「難しい」と感じる電気・電流の問題。
電気の分かりやすい考え方を、上記リンクでご紹介しています。
理科の他の分野と比較して、電気・電流が難しいのは「電圧・電流・抵抗の3つ」が登場するからです。
この中で「2つのみ登場」であれば、分かりやすいのですが、3つとなると、



何から
考えよう・・・
「3つ考える」のは難しいので、困ってしまう人が多いです。
電気の問題は「主役は電圧」です。
そして、「電圧・電流・抵抗の3つ」の中で優劣をしっかりと付けるのが良いでしょう。
「直列と並列の特徴」は基本的事項ですが、本当は実験などで「体験・体感する」と良いと思います。
学校の理科で電池の実験をやると思いますが、このような工作で直列と並列を体験するのが大事です。
一度体験すると、



そういう
ことなんだ!
分かることが多いでしょう。
その上で、問題などを考えてみるとき「体験を元に考える」と出来るようになるでしょう。
次回は下記リンクです。