楽しむ知育・工作 3〜じっくり考えて作る「タミヤ楽しい工作シリーズ」・モーターで電気を体験・電圧と電流と抵抗〜|子どもの教育

前回は「楽しむ知育・工作 2〜身近なリモコンを作る「タミヤ楽しい工作シリーズ」・作りながら「パーツの動き」を確認〜」の話でした。

目次

じっくり考えて作る「タミヤ楽しい工作シリーズ」

リモコン クワガタムシ:タミヤ 楽しい工作シリーズ(新教育紀行)

「楽しい工作シリーズ」で、初めてのリモコンが出来ました。

ここで、電池を入れてみます。

内野吉貴

今まで、電池が
1本が多かったね。

子ども

これは
2本みたいだよ。

内野吉貴

電池の向きが
マークで描いてあるから、入れてみて。

リモコン クワガタムシ:タミヤ 楽しい工作シリーズ(新教育紀行)
子ども

これで、
いいかな?

リモコン クワガタムシ:タミヤ 楽しい工作シリーズ(新教育紀行)
子ども

こういう風に
入れればいいの?

内野吉貴

そう。
マークと一緒になるね。

子ども

なぜ、この電池は
逆の向きになるの?

大人から見ると電池の向きは「当たり前のこと」ですが、子どもには不思議に思えるようです。

確かに、2本あったら「同じ向き」に入れた方が素直な気もします。

これは、電池が「直列か並列か」で変わりますが、今回は直列です。

内野吉貴

逆向きにすると、
電池がこういう風につながるでしょう。

「電気の流れ」を教えたいですが少し難しそうなので、「電池がどうつながるか?」を説明します。

子ども

ふ〜ん・・・
そうなんだ・・・

このように「ただ作る」のではなく、

子ども

この電池の向きは
こうなって・・・

「じっくり考えて作るながら作る」ところが、タミヤ楽しい工作シリーズの良いところです。

モーターで電気を体験:電圧と電流と抵抗

リモコン クワガタムシ:タミヤ 楽しい工作シリーズ(新教育紀行)

ここで、モーターがきちんと動くかどうかをチェックします。

子ども

モーターが
回ったよ!

内野吉貴

これで、きちんと
配線が繋がっているね。

今回の工作は配線が多いので、少しずつ確認するのが良さそうです。

子ども

線が
たくさんあるね・・・

今回の工作では、青・黄・赤・白の配線があります。

内野吉貴

モーターに
この小さなギアをつけてみて。

リモコン クワガタムシ:タミヤ 楽しい工作シリーズ(新教育紀行)
子ども

これは、
この間もやったね。

リモコン クワガタムシ:タミヤ 楽しい工作シリーズ

モータの先端に小さなギアを付けるのは、もう慣れたようです。

リモコン クワガタムシ:タミヤ 楽しい工作シリーズ(新教育紀行)

モーター二つに、紫色のギアを設置しました。

子ども

モーターが回転して、
このギアが回るんだよね。

内野吉貴

そうだね。

子ども

でも、こんなにたくさん、
線がなくてもいいんじゃない?

内野吉貴

これはリモコンで動くから、
今回は線が多いと思うよ。

リモコン クワガタムシ:タミヤ 楽しい工作シリーズ(新教育紀行)

このように、少しずつ観察しながら着実に制作を進めてゆくと、

子ども

たくさんの線を
どう繋ぐんだろう・・・

「作ること」から多くのことが得られると考えます。

そして、ギアボックスへモーターを設置してゆきます。

子ども

これは、
この間のと同じかな?

リモコン クワガタムシ:タミヤ 楽しい工作シリーズ(新教育紀行)
内野吉貴

そうだね。
同じような感じだね。

今回はギアボックスがすでに出来ていますが、モーターを差し込んで連動させるのは似た構成です。

リモコン クワガタムシ:タミヤ 楽しい工作シリーズ(新教育紀行)
子ども

よしっ、
出来た!

納まりもしっかりして、設置が完了しました。

内野吉貴

ギアを
回してみて。

リモコン クワガタムシ:タミヤ 楽しい工作シリーズ(新教育紀行)
子ども

あっ、
ギアを回すとモーターが回るね。

子ども

だから、モーターが回ると
ギアが回るんだね。

内野吉貴

そうだね。
ギアがよく回るね。

ギアは調子良くクルクルと回転します。

今回は、電池の直列つなぎを経験しました。

小学校高学年・中学受験で大勢の方が「難しい」と感じる電気・電流の問題。

電気の分かりやすい考え方を、上記リンクでご紹介しています。

理科の他の分野と比較して、電気・電流が難しいのは「電圧・電流・抵抗の3つ」が登場するからです。

この中で「2つのみ登場」であれば、分かりやすいのですが、3つとなると、

男子小学生

何から
考えよう・・・

「3つ考える」のは難しいので、困ってしまう人が多いです。

電気の問題は「主役は電圧」です。

そして、「電圧・電流・抵抗の3つ」の中で優劣をしっかりと付けるのが良いでしょう。

「直列と並列の特徴」は基本的事項ですが、本当は実験などで「体験・体感する」と良いと思います。

学校の理科で電池の実験をやると思いますが、このような工作で直列と並列を体験するのが大事です。

一度体験すると、

女子小学生

そういう
ことなんだ!

分かることが多いでしょう。

その上で、問題などを考えてみるとき「体験を元に考える」と出来るようになるでしょう。

次回は下記リンクです。

新教育紀行

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