前回は「楽しむ知育・工作 1〜大人も楽しい・タミヤ楽しい工作シリーズ〜」の話でした。
今まで「楽しい工作シリーズ」をいくつか作成しましたが、初めてのリモコンタイプです。
今回初めて作成する「リモコン」を最初に作ります。
これは
何?
これは
リモコンだよ。
テレビやエアコンも
リモコンで操作するでしょ。
同じように、
これから作るクワガタも、これで操作するよ。
そうなんだ。
ジョッキーを一緒に作成したり、僕が動くウサギを制作するのをみていた子ども。
初登場となる「リモコン」に対して、少し驚きます。
僕たちの世代では、この「レバータイプのリモコン」は馴染み深いですが、最近のリモコンは「ボタンのみ」です。
そのため、「ボタンではないリモコン」に対して、不思議な印象を受けているみたいです。
まずは、リモコンにバネを設置します。
これは何?
このバネで
リモコンのレバーが元に戻るんだよ。
銃のおもちゃを
作った時も、バネがあったでしょう。
そういえば、
あったね。
あのバネと同じように
パーツを戻すんだ。
説明書の
通りに、バネを置いてみて。
難しいよ。
矢印を
よく見てみて。
確かに、矢印が混在していて、少し難しそうです。
パーツの
向きを同じにして、「同じように」作ってみて。
プラモデルで大事な事の一つは、「説明書通りの向きで、同じように真似てみる」事です。
出来たかな?
そうそう。
うまく出来ているよ。
バネを設置したら、レバーを設置します。
これで
いいのかな?
ラジコンの
リモコンに似てきたでしょう。
ああ、そうだね。
ここで、リモコンレバーとバネの関係を確認しましょう。
レバーを
少し動かしてみて。
あ、バネで
戻るね。
こういう制作では、「ときどき動きを確認しながら進める」のも大事です。
次に、ビスで留めてゆきます。
タミヤの模型の非常に良い点は、様々な種類のビスの原寸大の図が描かれている事です。
ビスを
絵の上に置いてみて。
こうかな?
ピッタリだね。
そのビスで
合っているね。
もうビスを留めるのもだいぶ慣れてきました。
最初は、難しそうに感じていた「ビスを留める」こと。
何度かやってみて、慣れてみると「僕にも出来る!」と感じられたみたいです。
こっちもだよね。
もう出来るよ。
黙っていても、どんどんビスを留めてゆきます。
ついで電池ボックスを作成してゆきます。
この間の、
電池ボックスと似ているね。
電池の金物を要領よく、設置してゆきます。
出来た!
電池ボックスを作成したら、電池の向きなども確認しておきましょう。
このボックスは、電池を
どう入れると思う?
電池の平らな方が、
こっちだから、こう?
今まで電池一本を入れていたので、二本の電池を「同じ向きに入れる」と考えました。
これまでは、
電池の平らな方が、こっちだったけど、ここを見て。
電池の向きが
描いてあるでしょう。
この向きに
入れるんだよ。
そうなんだ。
電池が直列に接続するように、「互い違いに設置する」のが新鮮に感じるようです。
今回も、バネが登場しました。
身近なものにはたくさん入っているバネですが、なかなか見る機会はありません。
小学校の理科、中学受験〜の理科・物理でバネの問題があります。
こういうふうに「バネの実物に触れる経験」は大事だと思います。
「実物を知らなくても問題は解ける」のですが、やはり「実物を知っていること」が将来役立つと思います。
また、実物を見る事・触れることによってイメージが湧くので、問題を解く能力も上がるでしょう。
ひたすら問題を解くトレーニングによって、問題は解けるようになることもあります。
ただ、それは「机の上の問題を解く能力」が上がるだけで、実用的かどうかは別だと考えます。
本や参考書も大事ですが、「実体験する」ことを子どもには「どんどんやってもらう」と良いでしょう。
次回は下記リンクです。