「のびのびした賢さ」と「学ぶ力」を身につける姿勢〜テストの出来で責めない・「追い討ちをかけない」姿勢・「出来なかった」のは「出来るようにすれば良い」姿勢・体験する大事さ・育む「イメージする力」〜|子どもの教育

前回は「子どもを育てる視線・方向性〜のびのびした賢さ・育む興味・勉強へのやる気・成績アップ〜」の話でした。

目次

テストの出来で責めない:「追い討ちをかけない」姿勢

公園の桜(新教育紀行)

「のびのびとした賢さ」を育ようとする時、大事なことがあります。

それは、子どもが「テストで出来なかったこと」を、あまり責めないようにすることです。

子どもが、学校のテストなどで、良くない点数を持ってくると、

こんなに出来が
悪いんじゃ、ダメじゃない!

とついつい言ってしまいたくなります。

言われた子どもは、

ちぇ・・・
一生懸命頑張っているのに・・・

と、子どもなりにガッカリしているところに、「追い討ち」をかけられると、

僕って、
頭悪いのかな・・・

と気が滅入ってしまうでしょう。

日常言葉でも、

追い討ちを
かけるように・・・

と時々使う「追い討ち」という言葉。

桶狭間の戦い(Wikipedia)

漢字から連想される通り、元々は合戦などで使う言葉です。

合戦・戦争で、片方の軍隊が崩れた時、敗退・敗走する状況に陥ります。

つまり、「敵に背を向けて、とにかく逃げる」状況になる敗残兵たち。

その敗走する軍隊・兵たちを追いかけて行って、「追い討ちをかける」と「さらに戦果が拡大」できます。

そのため、「勝利した側」は、「敗北した側」に対して「追い討ちをかける」のが鉄則となります。

この敗北した軍隊・兵に対して行う「追い討ち」を、子どもにすることは、非常に酷であることです。

「出来なかった」のは「出来るようにすれば良い」姿勢

空と雲(新教育紀行)

非常な優等生以外の子どもは、大抵「出来が良くないテスト」があります。

そもそも「出来ない」から勉強して「出来るようにする」のが、学びの本来の目的です。

「出来なかった」のは「出来るようにすれば良い」のです。

ここは
出来たから・・・

今度は
これも出来るようにしよう!

と子どもに言いましょう。

ここは、
良く出来ているじゃない!

と、励ましてあげる姿勢も大事でしょう。

今度は、
もう少し勉強して、良い点を目指そうね。

うん。
やってみるね!

体験する大事さ:育む「イメージする力」

シャワーで虹を作る体験(新教育紀行)

旅先の宿泊先で、晴れた日に子どもと庭の木にお水をあげたときのこと。

シャワーを斜め上部に向けてかけると、虹が出来ます。

あっ、
虹が見えるよ!

あっ、
消えちゃったよ・・・

あっ、
また虹が出てきた!

大人にとって「当たり前のこと」ですが、子どもたちは喜びます。

この虹は見る場所によって、見えたり見えなかったり。

こういう機会があったら、子供に色々と移動しながら見てもらいましょう。

天気が良く、太陽光が燦々と降り注ぐ時はチャンスです。

子どもにシャワーを持たせて、色々は方向に水をかけさせたり。

お父さん・お母さんがシャワーを持って、子どもに自由に移動してもらいましょう。

「虹が見えたり、見えなかったり」を体験してもらうのも良いでしょう。

なぜ見えたり見えなくなるのでしょうか?

考えてもらいましょう。

「自ら考える」姿勢を持つこと・育てることはとても大事なことです。

長期的な視点で、子どもの学力向上が期待できるでしょう。

こういう体験を小さな頃にすることは、大事です。

試験・テストの成績も大事ですが、より大事なことは「体験して、理解する」ことでしょう。

そうすることで、イメージする力が育まれるでしょう。

特に未就学児や保育園・幼稚園に通う子どもには、「体験する大事さ」を学んでもらいましょう。

長い目でみれば、小学校高学年になった時に中学受験にも役立つでしょう。

新教育紀行

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