親の子どもを育てる視線と方向性〜「のびのびした賢さ」を育成・親の子どもを育てる視線と方向性・テストの点数と子どもの未来・学校の先生と相談すること〜|未就学児・小学生・中学生・高校生

前回は「プラモデル作りが育むサイエンス的発想〜子どもの知的刺激・子ども青少年少女の教育と受験・学ぶことの目的意識を持つ大事さ〜」でした。

目次

親の子どもを育てる視線と方向性

New Educational Voyage
左上から時計回りに東京大学、京都大学、早稲田大学、慶応大学(Wikipedia)

「子どもをどう教育するか」「子どもをどう育てるか」は、全ての親が考えます。

中には、

受験生の父親

うちの子どもは、
どの大学に行かせようか・・・

受験生の父親

うちの子どもは、
将来どんな人物になって欲しいだろうか・・・

子どもが小さなうちから、「大学進学先や将来のこと」を考える親もいるでしょう。

中学生以降は、子ども自身の自我や自己の考え方が出てくるでしょう。

男子中学生

英語が好きだから、
将来留学して、海外で働きたいな!

女子中学生

私は
数学や物理が好き!

自分なりの方向性が見えてくる方もいらっしゃるでしょう。

山崎直子は中学生の頃に、米国の同世代の女の子と文通して、英語を勉強しました。(上記リンク)

それは「英語を学ぶ」だけではなく、「文通という手紙から世界」を見ることでした。

現代ならば「メールで」となるでしょうが、やはり手書きの文通は大きな意味を持つと思います。

そして、

女子中学生

海外の同世代の
方と文通してみたい!

こう考える方は多いですが、「実際に文通する」「実際に文通した」方は非常に少数派と思います。

何事も

男子小学生

〜をやって
みたいな!

考えることは簡単で、実際に多くの方が様々考えますが、

男子小学生

でも、
ちょっと大変そうだから、そのうちに・・・

「そのうちに」となってしまいます。

そして、結局「そのうち」の時期はやってこずに、

男子小学生

あの頃は、〜したいと
考えていたけど、結局しなかったな・・・

「結局しなかった」という方が、非常に多いです。

そこで、中学生くらいまでの子どもが、

男子中学生

〜して
みたいんだけど・・・

親に何かを要望したら、親は何らかの手助けをしてあげたいものです。

中学生の母親

と言っても、
私も経験がないことだから・・・

「自分も分からない」時は、何かアドバイスを求めるように促すのも一つの手です。

中学生の母親

まずは、学校のA担任先生に
相談してみたら。

あるいは、

中学生の母親

それなら、英語科のB先生が
親切そうだから、相談したら・・・

曖昧ではなく、具体的な方向性を教えてあげるのが良いでしょう。

テストの点数と子どもの未来:学校の先生と相談すること

新教育紀行
武蔵中学・高校のかつての校舎(新教育紀行)

「学校で先生と相談する」というのは、誰しも思いつく解決策の一つです。

ところが、子ども側の視点に立つと、

男子中学生

こんなこと、
先生に相談していいのかな?

大抵は尻込みして、遠慮してしまいます。

先生・教員の方の性格や思考性によりますが、実は先生方は相談されることは嬉しいものです。

女子中学生

これを
C先生に相談してみようか、どうしよう?_

遠慮したり、考えているよりも、早めに先生・教員の方に相談してみましょう。

そして、子どもが躊躇しているようでしたら、

中学生の母親

先生に相談して、
マイナスはないから、まず相談してみては。

親は「やってみては」と促してみましょう。

学校の先生の元には、様々なルートから、たくさんの情報が来ています。

そして、その先生自身のキャリア・友人関係から、相談したら、

学校の先生X

ああ、それなら、
ちょうど、〜というグループがあってね・・・

あるいは、

学校の先生X

そういうことなら、
私の大学の同期に聞いてみよう!

学校の先生X

何か分かったら、
A君に知らせよう・・・

何らかの対応・対策を考えてくれるものです。

自分の方向性・思考性がはっきりしてくる中学生。

そこで、中学生以降は、ある程度子ども自身に任せるのが理想です。

「親が〜する」よりも、先ほどのアドバイスのように「親が協力する」姿勢が良さそうです。

幼稚園から小学生くらいの間は、「親の育て方」は子どもの成長の方向性に大きな影響を与えます。

誰しも、子どもは賢く育てたいものです。

「賢さとは何か?」というのは、非常に多様な答えがありそうです。

子どもにとっては、基本的に小学校から突然始まる「テストの嵐」。

小学校に入る前から、テストをたくさん受ける方もいるかもしれません。

テストで、

男子小学生

この間は
90点だった!

女子小学生

ちょっと間違い多くて、
70点・・・

学力の定着を図るには「テストは必須」となり、この点数は、全ての子どもが気になります。

「のびのびした賢さ」を育成

シャワーで虹を作る体験(新教育紀行)

一方で、あまりに「テストの点数を高める」「偏差値を高める」勉強の仕方。

そういう勉強の方針・学び方を推奨することは、筆者はおすすめしません。

母親

子どもは、
のびのび育てたい・・・

「子どもはのびのび」という考えは、大抵の親が持っています。

そして、

受験生の父親

高い学力が、
なければならない。

受験生の父親

特に
中学受験するには・・・

「とにかく学力や成績アップ」と言う意見もあります。

両方を上手く両立できることが、最も良いです。

「のびのびした賢さ」を持つ子どもになるように、育てるのが一番と思います。

「すぐに答えを求める」のではなく、「間違ってもいいから、考えさせる」ようにしたいです。

その方が、「考える力」が身につきます。

母親

間違っても
いいから、やってみたら・・・

親は子どもに「間違っても良い」と言ってみるのも良いと考えます。

男子小学生

間違っても
いいの?

テストで「◯✖️をつけられる」様になると、子どもたちは「間違えることを避ける」様になります。

女子小学生

✖️ではなく、
◯が良いな・・・

誰しも「✖️より◯が良い」のであり、成績を上げたいです。

そこで、勉強中の子どもに対しては、

母親

間違えるプロセスで、
学んでゆくから・・・

母親

最初は、間違えるのは
「当然」でしょう。

「最初は間違えるのが当然」くらいな姿勢が良いと考えます。

そもそも、「間違わない」のであれば、「学ばなくても良い」ことになります。

「間違えて、学んでゆく」プロセスにこそ、「学びの本質」があると考えます。

「テストで高い点数を取る」「正しい答えに至ること」ばかりの勉強の仕方をするマイナスがあります。

それは、「きちんと考える」思考力が伸びないでしょう。

また、テストの点数ばかり気にすると、テストの点数が上手く上がらない時、

男子小学生

はあ・・・

男子小学生

僕には能力が
ないのかな・・・

子どもは、その科目を嫌いになってしまうかも知れません。

「嫌いなこと」は、誰しも「あまりやりたくない」です。

嫌いになってしまうと、その科目で良い成績を出すことは余計に困難になってしまうでしょう。

未就学児・小学生の学びにおいて、一番大事なことは「好奇心を持つ」ことです。

女子小学生

このあたりが
面白そう・・・

男子小学生

図形問題を
考えると、結構面白いかも・・・

算数でも理科でも、どんな科目でも「好きになる」と一番良いです。

子ども自身の好みにもよるでしょうし、それもまた「個性のひとつ」です。

まずは「好きな科目」が一科目できると良いでしょう。

好きだと、自分でどんどんやりたくなります。

そして長期的に学力アップ・成績アップにも繋がります。

次回は下記リンクです。

新教育紀行

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