前回は「文章題と未知数の設定・解き方〜何を未知数にするか・比の意味と表し方・計算方法・問題5解法A〜」でした。
目次
問題 5(再掲載):整数

特徴的な数字に着目:表で整理・解法B

今回は、前回と少し視点の異なる解法Bをご紹介します。
いくつかの比が出てきますが、もっとも特徴的な19 : 17に着目しましょう。
この19 : 17をもとに未知数を設定し、下記のような表を作成してみましょう。
A,Bの勝ち数の比から、全ての試合数が分かります。
そして、今年と去年の試合数が分かります。
そこからは、勝ち数の比などから表を埋めてゆきます。

全体を見て、後ろから考えてゆくようなイメージです。
最後に差をとって、未知数が求まります。
計算と表の作成:全体を俯瞰する姿勢・異なる視点

解法Aの方が標準的解法です。
解法Bは「比を未知数とする」はAと同様の視点ですが、表を作成して「全体を整理・俯瞰する」ような解法です。
「特徴的な比に着目する」ことは、解きやすくなる事が多いです。
問題全体を見渡してみる視点も大事です。
解法A,Bの視点の違いをよく学んで、応用できるようにして下さい。
次回は下記リンクです。