前回は「中学受験をするべきかどうか〜中学受験をする親・家庭の理由・学校の理念・校風・カラーと子ども・質の高い教育とは何か〜」の話でした。
子どもが自分で選ぶことの大事さ
小学生の子どもたちが成長し、小学校高学年になってくると「テストの点数」が気になります。
子どもたちも10歳くらいになると自我や個性がハッキリして来て、
〜くんは、
算数のテストがいつもいいな・・・
私は理科が苦手で、
あまりテストの成績良くないけど・・・
とテストの成績や体育・図工などの優劣に関して、様々な思いを抱きます。
テストの成績も大事ですが、「テストで高い点数を取ること」ばかりを主眼にはしたくないものです。
この中、子どもたちには小さな頃から「選ぶこと」から様々学んで欲しいと思います。
「選ぶこと」は「ある選択肢から自分が選ぶ」ことで、一定の制限がある場合があります。
「制限があるかないか」は大きな要素ですが、「選ぶこと」はとても大事軟毛力だと考えます。
学ぶ力を伸ばし、長い目で見れば、中学受験にも役立つでしょう。
就職して社会人になり・・・と、年齢を経るに従って、一般的には選択できる範囲は狭まります。
例えば、家族で「どこに旅行に行くか?」は、選択できることです。
今度の夏休みには
どこにいってみたい?
う〜んと・・・
あそこに貼ってある
日本地図を見て、行きたいところ探してみて・・・
うん・・・
この海のあたりはどう?
で、家族で色々と話したりして決めます。
子どもには無限の可能性があって、無限の選択肢があります。
親の思いと子どもの考え
例えば、親が、
うちの娘はピアニストに
なって欲しい・・・
息子には、医師になって
欲しい・・・
など考えて、「親が思うような人生」を歩ませることもあるでしょう。
その場合、他の子どもに比べて、その子どもは「一定の限られた選択肢」の中で生きることになります。
それはまた幸せにつながるかもしれないですし、どうなるかは本人次第だと思います。
小さな子どもは、理科が好きだったり、体育が好きだったり、本能的に「好き」なことを選びます。
小学校高学年からは、子どもなりに色々と考えます。
どの部活動に
入ろうか?
友達と一緒に
入ろうかな?
など、色々と子どもたちは子どもたちなりに色々なことを考えています。
二つ、あるいはそれ以上に分かれた道が、次々と現れてきます。
その時に主体性持って生きて行けるかは、小さな頃の「小さな事を決める」ことから始まります。
育む「選ぶ力」:子どもの主体性
「選ぶ力」は、中学受験・高校受験・大学受験においても、とても重要です。
特に難関校を受験する際、算数で出題された問題全てに回答する子どもは、ほとんどいないでしょう。
どの
問題から解こうかな・・・
「自分の得意な問題」か「解きやすい問題」を選ぶ視点はとても重要です。
「自ら選ぶ姿勢」は、中学受験・高校受験・大学受験突破力にもつながります。
ぜひ小さなことで、子どもに主体性持たせてみましょう。
ケーキ屋さんに行ったら、
どのケーキ
食べたい?
と聞く親が多いでしょう。
同じ感じで、何かに対して、
どう・・・
どれがいい?
となんでも聞いてみて、子どもには、
う〜んと、
そうだね・・・
ちょっと考えてもらいましょう。
頭脳も筋肉と一緒で、使えば使うほど強くなります。
異なる道を選んだ時に、どんな自分の将来を思い描きながら、子どもたちが成長するのでしょう。
それを見ることは親として楽しいでしょう。
そして、子どもにとっても将来に渡りずっと、とても大事なことになるでしょう。
次回は下記リンクです。