前回は「成績が「伸びない」子が「伸びる」へ〜「どこに行こうか?」と尋ねる大事さ:美術館・博物館へ〜」の話でした。
幅広い学力・学ぶ力がアップする経験
子どもたちは、親と一緒にどこに行きたいでしょうか。
やっぱり
遊園地がいい!
博物館
かな・・・
図書館にも
行ってみたいかな・・・
広い公園で
遊びたい!
色々な声が、子どもたちから上がります。
あるいは、近場の本屋さんやTsutayaかもしれません。
子どもは気分屋ですから、その時の気分で
〜に
行きたい!
となります。
そういう時は、親として出来るだけ付き合ってあげましょう。
これまで、子供と一緒に色々な博物館などに行きました。
上野の国立科学博物館のような王道から、おもちゃ博物館、電車博物館など。
恐竜や電車の実物や模型があると、大抵の子どもたちは喜んでくれます。
そうした経験の中で、少しずつ興味をもって欲しいと思います。
そして、自分が興味あることの本を読んだりするようにしたいです。
日々成長する子どもたち:大事な子ども過ごす一日
一方で、「言うは易く、行うは難し」でもあります。
親の方も、休日は仕事で疲れている時もあります。
ね〜ね〜、
どこか行こうよ!
今週は、
ちょっと仕事で疲れた・・・
ちょっと
またの機会にしようか・・・
場合によっては、
今日は休日だけど、
仕事をしなければならない・・・
こともあります。
子どもが満足いくように相手してあげるのは、なかなか難しいです。
なかなか難しいですが、子どもは一日一日成長しています。
親が一日手を抜けば、その分子どもの成長が進まなくなるかもしれません。
例えば、3歳児の子どもが13歳になるまでの「10年間」を考えてみましょう。
1年間は52週間あり、ゴールデンウィーク・年末年始もあります。
ここでは、大雑把に考えて「おおむね週に2日休み」と考えましょう。
すると、10年間で休みの日は、
2 x 52x 10 = 1040日
です。
つまり、子どもと休みの日に遊ぶことを「1000日ほど過ごす」と「10年経過」していて、
僕、13歳に
なったよ!
子どもは3歳から13歳へと成長してしまうのです。
この意味では、「子どもとの週末(休日)の一日」は大事です。
子どもと数日間の間、旅に行ったりして、子どもにまとめて様々な経験をしてもらうこともあるでしょう。
一方で、日々の経験・体験の積み重ねも大事です。
実際に何かを実行する大事さ:アクティブな精神と自立精神
そこで、子どもと一緒に「何かやってみる」様にするのが良いでしょう。
少しでもいいので、「実際にやってみる」「実際に行ってみる」のが良いと思います。
親は自分が30代になったり、40代になるにつれ、色々気づきます。
10代の頃に考えていたこと、やりたいと思っていたことがたくさんあります。
そういえば、
あれをやりたいと10代の頃、思っていたっけ・・・
そういえば、
「あそこに行きたい」と、昔夢見ていたな・・・
たくさんあった「やりたいこと」ですが、「やっていないことが多い」ことが意外と多いです。
それは誰でもあることだと思います。
例えば、歴史好き・戦国時代が好きなお父さん・お母さんがいらっしゃるでしょう。
僕も歴史大好きです。
上の写真は、織田信長が築いた安土城址です。
信長が好きで、
安土城址へ
ぜひ行ってみたい・・・
と思っても、実際に行くことは、なかなかハードルが高いです。
中学生の頃から、
岐阜城・安土城趾とか
行ってみたい・・・
と思っていた僕。
実際に行ったのは社会人になってから、しばらく経った20代後半でした。
それまでの間、数多くの国内外を旅しました。
どうしても未知の国である、欧州や米国などへは行きたくなるのが大学生時代。
世界を
見てみたい!
と思って、いろいろな国・都市・街を訪れました。
そういう経験をお持ちの方は、大勢いらっしゃると思います。
たくさんの海外の国・都市を訪れている方も、
日本国内で
行っていないところは沢山ある・・・
実は日本国内は「それほど行っていない」方が多いのが実情です。
「比較的小さな国・日本」ですが、実は結構広いのです。
東京・首都圏周辺にお住まいで、小さな頃〜大学〜社会人とその周辺にいらした方の中には、
ヨーロッパは、
パリ・ロンドンなど行ったけど・・・
日本国内は、
「大阪から西」には行ったことがない・・・
という方もいらっしゃることと思います。
国内を旅する際、近畿・関西などは、京都・大阪・奈良・兵庫などを優先してしまいがちです。
僕は学生時代に本州・北海道・四国・九州など回る旅をしました。
ところが、岐阜城・安土城は新幹線でそれまで通過した際に、
そろそろ
岐阜城か・・・
と「思っていた」のですが、「なかなか実際には行かなかった」のです。
岐阜は
また今度・・・
「また今度」と思っているうちに、学生時代が終わってしまいました。
そして社会人になって、やっと岐阜城へ行きました。
やっと
岐阜城に来た・・・
「国盗り物語」の
岐阜城だ!
中学一年の時から、ずっと司馬遼太郎の「国盗り物語」の舞台である岐阜城に行きたかった僕。
念願かなって、やっと訪れることができました。
東京から岐阜へゆくのは、「新幹線に乗れば良い」ので、別に難しいことではありません。
ところが、「難しいことではないけど、なかなかやらない」のが人間です。
そこで、子どもには「実際にやってみる・行ってみる」大事さ・楽しさを体験してもらいましょう。
海でも博物館でも、子どもと実際に行ってみましょう。
子どものアクティブな精神を育み、自立精神が高まるでしょう。
また、そうした姿勢は学力アップにもつながり、長期的には受験にも有効だと考えます。
次回は下記リンクです。