前回は「基礎と基本をしっかり固める姿勢〜基本から応用へ・現象・状況を理解する姿勢・「できない」から「できる」へ・大きな流れを理解する姿勢・完璧を求めない〜|中学受験・理科」の話でした。
大事な受験生の「心意気」:「出来る」と思う気持ち
中学〜大学受験生にとって、大事な夏休みから直前期。
家族や友達と海に行ったりした経験がある方も多いと思いますが、受験生は「ひたすら勉強」です。
受験生にとっては、「天王山」と呼ばれる夏休みです。
「天王山」は、本能寺の変直後の、羽柴秀吉と明智光秀の合戦での「山場」です。
羽柴・明智の決戦「山崎の戦い」において、「決定打」となったと言われる「天王山奪取」が語源です。
実は歴史的には、この「天王山」は諸説あります。
「天王山奪取」が、緒戦という説もあります。
「天王山の戦い」に関しては、歴史的背景を上記リンクでご紹介しています。
天王山での戦いがどうであれ、戦力がはるかに大きかった羽柴方が「明智方を圧倒した」のが実情です。
歴史的なことはさておき、
夏休みに
一生懸命勉強して、学力を上げるぞ!
夏休みに、苦手な〜と〜を
しっかり制覇しよう!
「非常に大きな意味を持つ」心意気が大事です。
そして、その「心意気」を夏休み以降を持続させて、本番まで乗り切ってゆきましょう。
理解する問題も暗記もたくさんある理科の学び方
今回は、理科の学力を増強する話です。
基本的なことはある程度学んだで後は、問題にどんどん取り組みましょう。
中学受験生の場合、算数・理科・国語・社会の四教科が基本です。
この中で、電気など「理解する項目」と生物など「暗記する項目」が多岐にわたる理科。
電気・てことかは
ある程度出来るようになったけど・・・
暗記が少し遅れているから、
もっと頑張ろう!
考え方によっては、「理解と暗記の両分野にまたがる」理科は最も大変かもしれません。
大抵の方が「応用問題がなかなか出来ない」分野がある算数。
算数の様々な分野の学びも大変ですが、「やるべき勉強」は分かりやすいと思います。
それに対して、「問題の傾向、理解・暗記の分野が多岐にわたる」理科は、
何から、どう勉強して
理解力を上げるのが良いのかな・・・
勉強する対象も「非常に多い」ので、受験生は皆大変です。
理解・暗記のいずれも、「テキストなどの分かりやすい図や表」を見てもなかなか頭に入りません。
問題をやって、「分からなかったところは、参考書を見て復習する」姿勢が良いでしょう。
そして、「自分が出来なかった部分」を適宜、描いて・書いて理解するのが良いでしょう。
応用力を養う総合的問題集:本番に出来るようになる学び
今回は全受験生の方のために、良い問題集をご紹介します。
この問題集は、本屋さんで見つけました。
難関校〜最難関校志望の方には、最適だと思います。
思考力を問う難問が多いので、「全部やろう」とは思わないようにしましょう。
「いくつかやってみよう」が良いと思います。
まだ、基礎力が固まっているか、
不安があるよ。
難しい問題集をやっても、
出来る自信がないけど・・・
もう少し、参考書読んだ方が
良いのかな・・・
「参考書を理解してから問題集を勉強」と、考える人も多いかと思います。
ここで、問題集も参考書と同じで「学ぶ対象」と考えましょう。
問題を解いてみて、出来なかったら「学ぶ」のです。
そもそも「入試問題を解く」ことが多いので、「難しいのが当然」と思います。
「来年の1〜2月に取り組む問題を今やっている」と考えましょう。
早めに学力つけたい気持ちは、誰しも同じです。
「今できなくても、来年1〜2月に出来るように学ぼう」という姿勢で、少しずつやってみましょう。
上記のような「難問集」に取り組むタイミングは、子どもによって異なるでしょう。
それもまた「個性」と考えて、前向きに学んでゆきましょう。
次回は上記リンクです。