プラモデル作りから学ぶこと1〜子どもの立体感覚増進・立方体を切ってみるイメージと三次元の思考・「やってみれば出来る!」という子どもの自信〜|想像力と中学受験

前回は「プラモデル作りから養う立体感覚〜小さな子どもと一緒にプラモデル作成・子どもの自発的な「作りたい」気持ち〜」の話でした。

目次

プラモデル作りの大事さ1:子どもの立体感覚増進

新教育紀行
ガンダムのプラモデル(新教育紀行)

プラモデル作りは、立体感覚を養います。

プラモデルを作成すると、子どもの「立体の想像力」は大きく増進するでしょう。

中学受験などの立体図形を解く力に直接結びつかなくても、大きな力になります。

中学受験で立体図形の問題が、最近増加傾向にあります。

立体図形の問題は、大人でも難しいです。

大学受験でも、立体図形の問題は頻出ですが、大学受験では体積・積分の問題が多いです。

すると、コツを掴んでいれば、「立体図形が全然分からなくても解ける」のです。

対して、中学受験の問題は「立体図形が全然分からなくても解ける」ことは、ほとんどありません。

その意味では、中学受験=算数の立体図形の方が、大学受験=数学の立体図形の問題より難しい場合があるです。

立方体を切ってみるイメージと三次元の思考

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ガンダムのプラモデル(新教育紀行)

「立方体を切ってみる」や「三角柱の交差」など、想像するのが結構難しいのです。

立体になると、
平面よりも難しい・・・

どこがどうなっているのか、
よく分からないんだ・・・

という子どもが多いです。

大人でも立体は難しく感じるので、子どもにとっては「とても難しい」です。

そこで、まずは「立体」や「3次元で考える」ことに慣れるのが良いでしょう。

5歳から〜小学生くらいの子どもには、ものづくり的視点からプラモデル作りをおすすめしたいと思います。

長期的視点も含め、中学受験に向けての対策にもなると考えます。

小学校6年生は勉強で忙しいでしょうから、小学校5年生くらいまでに、プラモデルをたくさん作ってみましょう。

前回、バラバラだったパーツを、少しずつ組み上げてゆくと、出来上がってゆきます。

頭・手・胴体が出来てきて、あとは足などを組み立てると出来ます。

左側のグレーのパーツが「関節」のパーツで、これで手や足が自在に動くのです。

実によく出来ていて、面白いです。

「やってみれば出来る!」という子どもの自信

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ガンダムのプラモデル(新教育紀行)

完成しました。

このプラモデルは、三国志の人物をイメージしたガンダムです。

僕も三国志が好きで、コーエーテクモ(光栄)の「三国志シリーズ」をプレイしたので、懐かしいです。

読者の中にも、僕と同じ経験を持つ方は、沢山いらっしゃると思います。

プラモデルを子どもと作るのは、子どもとのコミュニケーションにもなります。

子どもの立体感覚を養うだけでなく、

この手が動くでしょ。
さっき、ここに関節を作ったからね・・・

あっ、本当だ!
自由に動くね!

こんな話を子どもとするのも楽しいです。

そして、「自分も楽しい」ので非常に良いです。

「一つのものを自分で実際に作ってみる」経験は、子どもに

出来た!
やってみれば出来るんだ!

という自信をもたらします。

親子でプラモデル作り、ぜひおすすめしたいと思います。

新教育紀行

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