子どもと戦艦大和のペーパークラフトをつくる 18〜経験から自信を作る・好みと個性を出す経験・好きな向きに設置・様々な角度から眺める経験・立体感覚育成〜|鍛える創造力

前回は「子どもと戦艦大和のペーパークラフトをつくる 17〜主砲の作成・子どもが「観察する姿勢」・「なんとなく」でも分かること・理解しようとする姿勢・想像力・創造力を育む・現物に触れる〜」の話でした。

目次

経験から自信を作る

大砲が完成し、残り2つを同様に作成します。

いよいよ、完成に近づいてきました。

また複雑なパーツが出てきました。

かなり細かいですが、折る部分に簡単に切り込みを入れて、

内野吉貴

じゃあ、
作ってみよう。

子ども

えっ・・・
難しいよ・・・

内野吉貴

今までのパーツと似ているから、
やってみたら・・・

子ども

うん、
やってみるね。

最後の接着は僕がやりましたが、大体上のパーツを作ることが出来ました。

「パーツの類似性」を子どもなりに考えて、

子ども

ここは、
こうかな?

「こんな感じかな」と考えて、作成できました。

これまでたくさん似たパーツを作ってきたので、自信が出来たのでしょう。

好みと個性を出す経験:好きな向きに設置

パーツが出来たので、主砲などを子どもに付けてもらいます。

内野吉貴

大砲をここに、
グッと差し込んでみて。

子ども

うん、
こんな感じ?

内野吉貴

向きは、
好きなようにしてね。

子ども

うん。
ここは、こうしよう。

子どもは「自分の好きなように」設置しているのが、楽しいようです。

これは、大人も気持ちがわかることです。

誰でも、

母親

ここは、
こうして!

親であっても「人から指図される」のは、あまり好きではないものです。

誰しも、本当は「自分のすきなように」やってみたいものです。

小学校・塾で、

塾講師

好きなように
やってみて!

「好きなようにやって」言われる機会が、ほとんどない子どもたち。

むしろ、

塾講師

この問題は、
こう考えるように!

「好きに」ではなく、「こう考えるように」と思考を規制される傾向があります。

「点数・成績を上げる機関」である塾は、やむ得ません。

学校は、もう少し自由があって良いと思います。

後方部分のカタパルト(飛行機を射出する機械)など、小さなパーツがありますが、

子ども

僕が
付けたい。

子どもは、自分から進んでやるようになりました。

内野吉貴

上手に
出来ているよ。

完成:様々な角度から眺める経験・立体感覚育成

子ども

あっ、
出来たね!

内野吉貴

やっと
完成したね。

とうとう完成です。

ここまで長かったです。

近くから見てみると、大きなパーツ・小さなパーツ、実に様々あって、かなりの迫力です。

内野吉貴

こっちからも
見てみて。

模型・ペーパークラフト・プラモデルなどは、ぜひ様々な角度から見るようにしましょう。

様々な角度から見ると、また違ったように見えます。

そして、立体感が養われます。

子ども

何日
かかったかな?

内野吉貴

8日くらいかな。
長かったね。

冊子には「作成には15~20時間」と記載ありましたが、

内野吉貴

思ったよりも
時間かかったな・・・

子どもと作成したこともあり、25時間くらいかかりました。

実に時間がかかりましたが、筆者も楽しかったです。

子どもが一緒でなければ、途中で挫折したかもしれません。

その意味では、筆者も最後までしっかり作成することが出来て、自信が出来ました。

思ったよりも長い時間がかかり、苦労もありましたが、子どもも楽しそうでしたし、良かったです。

また、こういうプラモデル・ペーパークラフトを作成したいと思います。

次回は下記リンクです。

新教育紀行

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