前回は「子どもと戦艦大和のペーパークラフトをつくる 17〜主砲の作成・子どもが「観察する姿勢」・「なんとなく」でも分かること・理解しようとする姿勢・想像力・創造力を育む・現物に触れる〜」の話でした。
経験から自信を作る
大砲が完成し、残り2つを同様に作成します。
いよいよ、完成に近づいてきました。
また複雑なパーツが出てきました。
かなり細かいですが、折る部分に簡単に切り込みを入れて、
じゃあ、
作ってみよう。
えっ・・・
難しいよ・・・
今までのパーツと似ているから、
やってみな。
うん。
最後の接着は僕がやりましたが、大体上のパーツを作ることが出来ました。
「パーツの類似性」を子どもなりに考えて、
こうかな?
と考えて、作成できました。
これまでたくさん似たパーツを作ってきたので、自信が出来たのでしょう。
好み・個性を出す経験:好きな向きに設置
パーツが出来たので、主砲などを子どもに付けてもらいます。
大砲をここに、
グッと差し込んでみて。
うん。
向きは、
好きなようにしてね。
うん。
ここは、こうしよう。
子どもは「自分の好きなように」設置しているのが、楽しいようです。
これは、大人も気持ちがわかることです。
誰でも、
ここは、
こうして!
と指図されるのは、あまり好きではないものです。
誰しも、本当は「自分のすきなように」やってみたいものです。
小学校・塾で、
好きなように
やってみて!
と言われる機会が、ほとんどない子どもたち。
「点数・成績を上げる機関」である塾は、やむ得ませんが、学校は、もう少し自由があって良いと思います。
後方部分のカタパルト(飛行機を射出する機械)など、小さなパーツがありますが、
僕が
付けたい。
と自分から進んでやるようになりました。
上手に
出来ているよ。
完成:様々な角度から眺める経験・立体感覚育成
出来たね!
やっと
完成したね。
とうとう完成です。
ここまで長かったです。
近くから見てみると、大きなパーツ・小さなパーツ、実に様々あって、かなりの迫力です。
こっちからも
見てみて。
模型・ペーパークラフト・プラモデルなどは、ぜひ様々な角度から見るようにしましょう。
様々な角度から見ると、また違ったように見えます。
そして、立体感が養われます。
何日
かかったかな?
8日くらいかな。
長かったね。
冊子には「作成には15~20時間」と記載ありましたが、
思ったよりも
時間かかったな・・・
子どもと作成したこともあり、25時間くらいかかりました。
実に時間がかかりましたが、僕も楽しかったです。
子どもが一緒でなければ、途中で挫折したかもしれません。
その意味では、僕も最後までしっかり作成することが出来て、自信が出来ました。
思ったよりも、長い時間がかかり、苦労もありましたが、子どもも楽しそうでしたし、良かったです。
また、こういうプラモデル・ペーパークラフトを作成したいと思います。
次回は下記リンクです。