子どもと戦艦大和のペーパークラフトをつくる 11〜将星たちが座乗した戦艦大和の艦橋・完成の青写真・イメージ・複雑なモノも「小さなモノの組み合わせ」〜|鍛える創造力

前回は「子どもと戦艦大和のペーパークラフトをつくる 10〜戦艦大和の艦橋・複雑な形状をハサミで切る・少しずつ生まれる自信・「上手くできたところ」を褒める姿勢〜」の話でした。

目次

将星たちが座乗した戦艦大和の艦橋

戦艦大和の艦橋が大分できてきました。

大きさは小さいですが、それだけにパーツも小さく、作成にはかなりの時間がかかります。

戦艦大和(Wikipedida)

ありし頃の「戦艦大和の勇姿」を思い浮かべながら、制作を進めてゆきます。

戦艦大和の艦橋で指揮した提督たち:左上から山本五十六 連合艦隊司令長官、宇垣纏 第一戦隊司令官、伊藤整一 第二艦隊司令長官、有賀幸作 大和艦長(連合艦隊司令長官 別冊歴史読本 新人物往来社、Wikipedia)

数多くの将星たちが、座乗した戦艦大和の艦橋。

当時、最新鋭設備が施され、将官の食事は「毎回フルコース」のような状況だった戦艦大和。

時代は、「空母主力」となり、戦艦大和の出番は少なくなってゆきました。

その中、柱島(瀬戸内海)に停泊し続け、「出撃の機会」が想定をはるかに下回った戦艦大和。

いつしか、

戦艦大和というよりも、
「大和ホテル」みたいだ・・・

と陰口を叩かれる存在になりました。

説明書の完成写真:完成の青写真・イメージ

もう
出来たの?

もう少しだよ。
アンテナとかつけるんだ。

アンテナって、この出っ張って
いるもの?

そうだよ。

子どもなりに、説明書の完成写真を見て、完成の青写真を描きます。

ペーパークラフト「戦艦大和」(歴史群像 学研)

良く
分かったね!

こういう時は、褒めてあげるのも大事だと思います。

「やってみれば出来る」ことが、世の中結構多いことに、子どもの頃に少しでも気づけるといいですね。

とても小さなパーツですが、左と右のパーツは、子どもが切りました。

上手く
切れたね。

でも、ここが
上手くいかなかったよ。

だいぶ
上手くなったよ。

この鉛筆の太さと同程度のパーツを切るのは、実に大変です。

これは、流石に僕が切りました。

僕が切るのも結構大変で、風で飛んでしまいそうな小ささです。

小さいね〜。

これ、どうやって
付けるんだろうね。

大人が見ても、

これ、
どうするの?

と思ってしまうサイズです。

複雑なモノも「小さなモノの組み合わせ」

小さいパーツが続きます。

小さいけど、
さっきより大きいね。

こんな小さなパーツでも、さらに小さなパーツを切っていると、「さっきより簡単」に思えます。

不思議なものですね。

さっきの小さいの
切れたから、大丈夫だね。

そうだね。

小さなパーツで、接着面・折り込むサイズが非常に小さなパーツです。

これは、
切れないよ・・・

これは、僕が切って、なんとか接着しました。

これらの小さなパーツを組み上げて、艦橋を作ります。

出来てきたね。

大変だったね。

この艦橋を作るだけで、数時間かかりました。

少し歪な部分もありますが、概ね出来ました。

これは、
さっき作ったモノだね。

一緒に作成すると、「パーツが組み上がって全体ができる」ことを実感できます。

算数や理科の難しい問題も、「少しずつ分けて考える」と出来ることが多いです。

複雑なモノも「小さなモノの組み合わせ」であることが多いことも、こうして作成すると分かります。

次回は下記リンクです。

新教育紀行

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