前回は「子どもと戦艦大和のペーパークラフトをつくる 9〜少しずつ出来る経験:易しいことから難しいことへ・少しずつ上達する実感・仕組み・隠れた部分を理解する姿勢〜」の話でした。
戦艦大和の艦橋
かなり、戦艦大和らしくなってきました。
いよいよ大和の艦橋を作ってゆきます。
上の写真の方々は、戦艦大和に司令長官・司令官・艦長として座乗した提督たちです。
艦橋とは、戦艦大和の艦長がそこにいて、指揮をする場所です。
艦隊・戦隊(複数の艦船でグループを組んで戦う)の旗艦となることが、多かった戦艦大和。
その場合は、司令長官・司令官も艦長と共に艦橋で、戦闘を見守りました。
いわば、「戦艦大和の頭脳」にあたるのが艦橋です。
複雑な形状をハサミで切る:少しずつ生まれる自信
かなり複雑な形が出てきました。
子どもに切ってもらいましたが、少し曲がった部分があるものの、なかなかの出来です。
これは、
なかなか上手だよ。
出来るように
なってきたよ。
このパーツをハサミで切るのは、大変です。
折り込むラインには、軽くカッターを入れておいて折りやすくしますが、それでも大変です。
筆者が折って接着しましたが、この小さくて複雑な形状を作るのは、かなり大変です。
ほら、
ここを見て。
こうやって、
折って接着するんだよ。
うん、
こうなっているんだね。
形状が複雑なので、子どもには少し難しいです。
難しいですが、せっかくの機会なので、作っているところは子どもに見せました。
小さなパーツをつなげて、艦橋らしくなってきました。
これらを接着してみます。
これで
出来てきたね。
ここまで複雑なペーパークラフトを作成するのは、筆者は初めてですが、
だいたいのコツが
分かってきた・・・
だいぶコツが掴めてきました。
「上手くできたところ」を褒める姿勢
つくるのが僕ばかりなので、切るのは出来るだけ子どもにやってもらいます。
ここがちょっと曲がっているけど、
うまく切れているよ。
子どもがやって、「ほぼ完全に上手く行く」ことは、ほとんどありません。
「良いところ」「上手く出来たところ」を褒めるようにしましょう。
子どもを褒める話を、上記リンクでご紹介しています。
大人から見るとイマイチなことが多いですが、子どもは子どもなりに頑張っていることが多いです。
「頑張ったこと」を否定されるのは、誰しも嫌です。
一生懸命、
頑張ったんだけどな・・・
子どもが、「一生懸命やった結果」は褒めるようにしたいです。
小さなパーツが続きますが、なんとか作成を続けます。
ちょっと
疲れてきたけど・・・
内心「疲れたな」と思いますが、子どもも一緒なので、もう少し続けました。
これは切るのが難しいから、
よく出来たよ。
少し曲がったり、白い部分が残っていますが、概ね切れています。
小さなパーツで接着に問題がありそうなところだけ、筆者がカッターで調整しました。
すごく
小さいね。
ピンセットで、こうやって
接着したよ。
このくらいの小さいと、ピンセットで曲げたりすることすら、非常に難しいです。
ほぼ艦橋ができました。
「少しずつ完成する」経験は、子どもにとって大事です。
艦橋の細かな部分の作成を進めてゆきます。
次回は下記リンクです。