前回は「子どもと戦艦大和のペーパークラフトをつくる 3〜複雑な曲面を近似して作成・凹凸が複雑な部分を見る経験・ハサミで曲面を切る体験〜」の話でした。
甲板:複雑な形状を鋏でカット
船の下半分の作成に、時間がかかった戦艦大和ですが、少しずつその姿を現してきました。
今回は、前方の甲板を作成してゆきます。
上の甲板のパーツは、子どもが切りました。
中央の円の部分は、ハサミでは切りにくいので、僕が切りました。
比較的複雑な曲面ですが、鋏でそこそこきれいに切れています。
上手く切れたね。
いいじゃない。
うん。
上手く切れた。
とても小さなパーツ:接着面の確認
ここで、小さなパーツが出てきました。
上の写真の下のパーツです。
これは小さい・・・
切るのも
大変だった・・・
鉛筆と比べると分かると思いますが、非常に小さなパーツです。
大和の先端につけるパーツです。
これ、どうやって
つけるの?
どうやって、
つけようか?
小さいね。
分からないよ。
大人にとっても、大変な作業ですが、やってみましょう。
まずは、甲板をつけます。
少し複雑な形状なので、接着する前に「どのように接着するか」を一緒に考えましょう。
こうやって、
つくね。
そうだね。
実際に接着する前に、このように「接着面の確認」をすることは、とても大事です。
こういう確認をしないで、どんどんボンド・接着剤でつけて接着してゆくと、間違うことがあります。
ボンドで接着するから、
付けてみて。
うん。
数多くのギザギザがあって、接着はなかなか難しいですが、手伝ってあげて子どもにやってもらいました。
上手く
付いたね。
そして、先端の小さなパーツは、僕がピンセットを使用して付けました。
あまり綺麗に
つかなかったけど・・・
なんとか、
ついた。
接着するだけでも大変なパーツでしたが、なんとか付けました。
井桁のパーツ:子どもが自分で考える姿勢
戦車のペーパークラフトの時には、なかったパーツが出てきました。
これは、
なんだと思う?
分からないよ。
外枠は、子どもが切りましたが、切り込み部分は小さいので、僕が切りました。
折って、
組み合わせてみて。
なんか、
形になってきたね。
これは、
なんだろう?
う〜ん。
子どもにも考えてもらいながら、作成を進めます。
こういう「子どもが分からないこと」は、親が聞いてあげると良いでしょう。
「分からない」ことに対して、子どもは特に考えない傾向があります。
最初は、
これは、
なんだと思う?
と聞くと、
分からないよ・・・
と言って、あまり楽しそうではない子どもたち。
それでも、聞いているうちに「子どもが自分で考える姿勢」が身につくと良いでしょう。
次回は下記リンクです。