前回は「子どもと戦艦大和のペーパークラフトをつくる 2〜戦艦大和のイメージと船体・平面から曲面をつくる・平面を折って立体化〜」の話でした。
複雑な曲面を近似して作成:船体
複雑な曲面で、出来ている戦艦大和。
その曲面を分割して、「いくつかの曲面」で「実際の曲面」を近似して、再現します。
ほら。
ここにたくさん紙がつながって、丸まった感じになっているね。
あっ、本当だ。
触ってみて。
このあたりは、大人が作成しても大変なので、子どもが作るのは難しいです。
大人が作るしかないのですが、その過程を見てもらって、触ってもらいましょう。
凹凸が複雑な部分を見る経験
凹凸が複雑な部分は、大人も「パッと理解する」のは難しい面があります。
良く
出来ているね。
本当だね。
実際、この凹凸が複雑な部分は、殺名所を読んで理解するのに少し時間がかかりました。
おそらく、大和作成のハイライトの一つの部分を真上から見てみましょう。
小さなギザギザによって、曲面を丁寧に接着してきました。
ちょっと、複雑すぎて、小学校低学年には難しいですが、続けましょう。
これは、艦首のパーツです。
このパーツをクルッと丸めて、接着するのですが、説明書をしっかり読んでイメージをつかみます。
こういうことかな?
なんとか艦首が出来ました。
なんとか
出来た・・・
船になったね。
ちょっと細かな部分が多く、時間もかかっているので、パーツを子どもに切ってもらいました。
ハサミで曲面を切る体験
上手く切れたね。
うん。
出来るようになってきたよ。
ハサミで曲面を切るのは、結構難しいです。
本来の「歴史群像の意図」は、「大人がカッターで切断する」です。
それを「子どもがハサミで切る」こと自体が、結構な難易度でしょう。
最初は難しそうに感じていた、子どもも少しずつ上手くなりました。
「頑張れ!」というのも良いですが、子ども本人がやってみて「自然に自信をもつ」ことは大事です。
これには、「実際にやってみる」ことが一番です。
大和の後ろの部分に貼って、船の上部を作ってゆきます。
なんか、戦艦に
なってきたね。
だいぶ船らしくなりました。
中学受験では、大人が見ても難しい問題が沢山あります。
小学生が取り組むのは、本当に大変です。
まずはやってみて、「少しずつ理解・習得してゆく」姿勢が一番良いでしょう。
そのためには、小さな頃から、少しずつ「ものづくり」をする経験は大事だと思います。
次回は下記リンクです。