前回は「子どもと戦艦大和のペーパークラフトをつくる 1〜曲線と曲面・「またやってみたい」気持ち・五感を働かせる〜」の話でした。
戦艦大和のイメージと船体
日本人にとって、非常に馴染み深い戦艦大和。
「戦艦大和」なら
知ってる!
歴史にあまり詳しくない方でも、その名前は知っている方がほとんどでしょう。
「空前絶後の巨大戦艦」とされた、当時の日本海軍の「切り札」だった戦艦大和。
ところが、この「切り札」は時代の間の中で、その有効性を徐々に失って行きました。
そして、戦後には「宇宙戦艦ヤマト」として「復活」した戦艦大和。
この優美なシルエットを思い浮かべながら、船体を作成して行きます。
戦艦大和の船体の下部が、出来てきました。
船体が曲面なので、それを再現するために、何枚かに分かれています。
ほら、ここ見て。
結構細かいでしょう。
うん・・・
そうだね。
平面から曲面をつくる
曲面を作るために、面を小さく分割しています。
かなり複雑なパーツが出てきました。
山折り、谷折りで立体化します。
「山折り、谷折り」の区別は、波線と一点鎖線でわかりますが、こういう立体はなかなか難しいです。
結構、
難しいね。
これ、
どうやって作るんだと思う?
とても
難しいね。
筆者が手こずっているので、子どもにも一緒に考えてもらいながら、進めてみます。
折り込んで、立体化してゆきます。
ここが、
こうなって・・・・・
説明書を見ながら、筆者も悪戦苦闘して作成しました。
平面を折って立体化
なんとか立体として、つながりました。
やっと
出来た・・・
上手く
出来たね。
このパーツを、左右一つずつ作ります。
そして、船体に接着して立体化してゆきます。
こういう複雑な部分は接着する前に、出来るだけ子どもには触ってもらうと良いでしょう。
ほら、ここが
出っぱっているでしょう。
うん・・・
本当だ。
このような複雑な形状は、戦車ではなかった(上記リンク)ので、作成するのが大変でした。
形状は、戦車の方が、
大分シンプルだな。
この間の戦車と
大分違うね。
そうだね。
立体化したら、一気に船らしくなりました。
なんか、
細かいね。
ほら、
ここ触ってみて。
細かく分割されて、立体化されているのは、面白いです。
こういう経験一つずつが、子どもに「やれば出来る」という自信を持たせると思います。
子どもが適度な自信を持つ話を、上記リンクでご紹介しています。
中学受験において、模試の成績が良かったり、判定が良いと自信がつきます。
そういう「僕・私は大丈夫!」という、適度な自信は非常に大事です。
模試などで思わしくない時も、日々の取り組みの中で、
これは
出来る!
一生懸命学んだから
出来るはず!
このような自信を、少しずつ育てる姿勢が大事と思います。
少しずつ育った自信が大きくなるにつれ、違った自信が生まれるでしょう。
次回は下記リンクです。