子どもと戦車のペーパークラフトをつくる体験 4〜立体感・「うっかり間違える」大事な経験・一度やってみる大事さ・物の形が変化する経験〜|創造力と想像力

前回は「子どもと戦車のペーパークラフトをつくる体験 3〜立体感・紙を貼り合わせる・丸める・やってみせ言って聞かせて・・・〜」の話でした。

目次

一度やってみる大事さ

キャタピラーがつき、車体ができて来ました。

これから、上の砲台を作成してゆきます。

車体を作成したときは、

子ども

ちょっと難しくて
よく分からない・・・

子どもは、複雑なペーパークラフトを前に、難しそうにやっていました。

「紙=平面から、立体をつくる」経験がなかったので、

子ども

なんだか
難しそう・・・

不安げな顔をしていましたが、少しずつ体験すると、

子ども

さっきの所と
似ているね。

少しずつ自信がついてゆきました。

誰しも、「経験していないことは非常に不安」です。

この時、大抵の人は「一度経験すると、自信がつく」のです。

特に、子どもは柔軟ですので、「一度やってみる」ことは非常に大事です。

何事も「やったことがない」と、誰しも、

男子小学生

やったことがないから、
出来ないのでは・・・

「出来ない」と思ってしまう傾向があります。

子どもには様々な体験をさせて、「経験する楽しさ」と「経験による自信」を持ってもらいましょう。

「うっかり間違える」大事な経験

砲台の部分を切り出しました。

真ん中の丸い部分は、ハサミでは切れませんが、周囲は子どもに切ってもらいました。

内野吉貴

いいね。
切るのが上手くなってきたね!

少し曲がっていて、細かい部分が切れてません。

曲がっている部分は、押し込んで「のりしろ」になるので、

内野吉貴

これは、
このままでも良いかな・・・

「別に問題ない」と考えました。

細かな切り込みは難しいので、このような部分はカッター等で親が切ってあげましょう。

箱状のモノを作成するときに、子どもが誤って「のりしろ」を切ってしまうことがあります。

子ども

あ、
間違えちゃった・・・

こういうことは、「よくあること」なので

内野吉貴

それじゃ、
ダメ!

うまく行かなかったことを否定せずに、

内野吉貴

そういうこともあるね。
直すから、今度から気をつけようね。

このように、親がテープで直してあげましょう。

「うっかり間違える」ことも、大事な経験と考えます。

物の形が変化する経験

きれいに車体が組み上がりました。

模型好きな方はご存じと思いますが、こう風に厚紙を折る時は、

内野吉貴

「折り目に少しカッター入れる」のが、
ポイントです。

ここでは、筆者が「折り目にカッター」入れているので、パキッと折れています。

子ども

なんか、
出来てきたね・・・

砲台の下部ができたので、車体と組み合わせてみましょう。

だいぶ、戦車らしくなってきました。

キャタピラーの部分など、色々と歪なところがありますが、それこそ「子どもが作った感じ」です。

今回は大きなパーツで割と楽だったのですが、ここから小さなパーツが沢山で、一苦労しました。

子ども

なんか、
面白いね。

子どもにとっては、「紙が戦車になった」感じでしょう。

物の形が変わったり、変化する経験を、子どもにはどんどんしてもらいましょう。

そして、

子ども

ちょっと
面白いかも・・・

少しでも「面白い」と子どもが思うことが、何かへの好奇心のキッカケになります。

ペーパークラフト「戦車ティーガーI」(歴史群像 学研)

次回は下記リンクです。

新教育紀行

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