前回は「子どもと戦車のペーパークラフトをつくる体験 2〜紙を立体化して円柱を作る・立体感を理解する楽しさ・二次元と三次元の間・三次元から二次元へ〜」の話でした。
紙を張り合わせる体験
車体が完成して、戦車らしくなって来ました。
このペーパークラフトが「子ども向け」であれば、この位で「だいぶ見えてきた」はずです。
ところが、この戦車は、数ある歴史雑誌の中でもレベルがかなり高い「歴史群像」の付録です。
そのため、戦車のディテールも細かく、かなり大人向けのペーパークラフトです。
「大人向け」であり、さらにかなり歴史に詳しい方向けの雑誌の付録なので、かなり詳細です。
ここまでで、
やっと1/3くらいか・・・
ざっと見た時に、
かなりパーツが
細かい・・・
こう思いましたが、小さなパーツは切ってみると、思ったより時間がかかります。
もう片方のキャタピラーを作ってみましょう。
長方形のキャタピラーの方を、子どもに切ってもらいました。
本当は、表裏張り合わせたらピッタリいくはずですが、少し斜めです。
こっちの方(写真上)は、
綺麗に切れているね。
うん。
難しいよ・・・
こっちは
うまく切れたから・・・
今度、またうまく
切れるようにしよう。
よく出来たところは、褒めてあげることも大事です。
子どもを上手く褒める話を、上記リンクでご紹介しています。
うん。
またやってみるよ!
ここで、二枚張り合わせたキャタピラーを子どもに触ってもらいます。
一枚の時より、
だいぶしっかりしているでしょ。
うん・・・
少し硬いね。
紙といえども、二枚張り合わせただけで、結構頑丈な感じになります。
紙を丸める体験:丸めたら立体に
この紙を
少し丸めてみて・・・
どうやって
丸めるの?
張り合わせたキャタピラーを、繋ぐために、両方とも少ししならせて丸くします。
ボールペンを使って、少しずつ曲げてゆきました。
子どもにやってもらおうとしたら、
難しい・・・
出来ない・・・
「難しい」と言うので、筆者がやって、
こうやってね、
ボールペンなどを使って・・・
少しずつ、
丸めてゆくと出来るよ・・・
こうやると、
丸まっていくね・・・
つないだら、キャタピラーらしくなりました。
これを戦車本体に、つけましょう。
一つ目(写真上)は、筆者が設置したので、
さっきみたいに、
つけてみて。
そして、子どもにつけてもらうようにしました。
結構ピッチリ作られているので、「逃げ」が少ないので、なかなか上手くはまりません。
う〜ん。
出来ないよ。
じゃ、一緒に
つけてみよう。
子どもにやらせてみて、出来なかったら、一緒にやってみましょう。
「やってみせ、言って聞かせて・・・」:子どもに見せるべき手本
子どもと一緒に「手を使って実際にやってみる」経験は、子どもも楽しく、とても大事です。
目で見ているのと、実際にやってみるのでは、全然異なります。
第二次世界大戦時、山本五十六連合艦隊司令長官はこう言っています。
やってみせ、言って聞かせて、
させてみせ・・・
ほめてやらねば、
人は動かじ!
子どもにもどんどんやらせて、良いところは褒めてあげましょう。
次回は下記リンクです。