子どもと戦車のペーパークラフトをつくる体験 2〜紙を立体化して円柱を作る・立体感を理解する楽しさ・二次元と三次元の間・三次元から二次元へ〜|創造力と想像力

前回は「子どもと戦車のペーパークラフトをつくる体験 1〜立体感を養う・2次元から3次元へ・複雑な形状を切ってみる経験・円柱をつくる・端部がギザギザになっている理由〜」の話でした。

目次

紙を立体化して円柱を作る

ギザギザの部材と円の部材から、円柱であるタイヤが出来ました。

同様に、たくさんのタイヤを切って、組み立ててゆきます。

いよいよ戦車本体を、組み立てます。

紙を折り曲げて箱状にして、立体化します。

立体化するところは、子どもにやってもらいました。

子ども

えー・・・
難しいよ・・・

「難しい」と言いましたが、子ども自身に立体化してもらいましょう。

難しいところは、親がやってあげると良いでしょう。

内野吉貴

ここをこう折り曲げると、
箱になるよ。

貼る位置が少しずれてしまったら直してあげるか、大きな問題にならなそうなら、そのままです。

子ども

こんな感じで
いいの?

内野吉貴

いいじゃない・・・
上手く出来てきたね!

立体を理解する楽しさ

一気に戦車らしくなってきました。

このプロセスをもう少しお見せした方が良かったかもしれませんが、作るのが精一杯でした。

内心、

内野吉貴

これは思ったよりも、
大変だ。

大変と思いながらも「乗りかかった船」なので、少しずつ、子どもと作成します。

上の写真で、タイヤの部分は子どもが切ったので、少し歪な感じです。

でも、少しずつ慣れてきて上手く切れているところもあります。

そう言う時は、

内野吉貴

これは
上手く切れたね!

褒めてあげると良いでしょう。

内野吉貴

これじゃ
ダメだよ!

「ダメ」と言われると、子どもは、

子ども

やっぱり上手く
出来ないんだ・・・

「自分には出来ない」と勘違いしてしまう可能性があります。

そこで、「ダメ」と言わずに「良いところ」を褒めてあげて、改善点を教えてあげるのがポイントです。

タイヤのところが、かなりガビガビしています。

タイヤは、円形に切り取ったパーツを両側から貼るので、

内野吉貴

ちょっと
ガビガビしているけど・・・

ピッタリ合わないと、このようになってしまいます。

内野吉貴

なかなかよく出来ているから、
次に進もう!

メインの車体の部分は、筆者が手伝いました。

子ども

戦車っぽく
なってきたね!

二次元と三次元の間:三次元から二次元へ

ペーパークラフト「戦車ティーガーI」(歴史群像 学研)

全くの紙=平面だった各種パーツが組み上がって、立体化してゆくのは、大人が見ても面白いです。

ここまでで、3~4時間かかっています。

細かいパーツを切るのは、結構時間がかかるので、大人も一緒に「ものづくり」の体験です。

キャタピラをつけて、さらに戦車っぽくなって来ました。

子ども

なんか、
すごいね。

ここで、1日目は完了です。

内野吉貴

ちょっと
疲れる・・・

1日で仕上げるのは、とても無理なので、

内野吉貴

ここからは、
次回のお楽しみ!

続きは、次の日にしました。

二次元の紙が立体化して三次元になりました。

ということは、逆に「三次元の立体を展開すると二次元になる」ことになります。

全然違う「二次元と三次元の世界」。

こうして、実際にペーパークラフトを切ったり、作ったりする中で、

内野吉貴

立体感が養われるといいな、
と思いました。

子どもと一緒に、じっくりと作成してゆきます。

ペーパークラフト「戦車ティーガーI」(歴史群像 学研)

次回は下記リンクです。

新教育紀行

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

目次