前回は「楽しく工作しよう 7〜・「うまく行かなそうだったら、一度戻る」姿勢・説明書と同じ角度から見て確認・鍛える創造力・交差するパーツ・「一度戻って考え直して、大きく前進」・タミヤ楽しい工作シリーズ〜」の話でした。
色々な角度から見る:自然と身につく立体感
「動く部分」ができて、ほぼ完成になりました。
下から
見てみよう。
ここまで、
出来たね。
子どもは嬉しそうです。
「何か工作する」「何か描いてみる」ことは、子供の教育にとって非常に大事です。
「描くこと」も大事ですが、「工作する」ことは「立体物を作る」ことです。
立体は、平面と異なり「色々な角度から見ることができる」ます。
作った工作物やプラモデルは、色々な角度から見てみる様にしましょう。
小さな発見があることもあって、子どもの好奇心を育てるでしょう。
そして、好奇心が喚起されると同時に、自然と立体感が身につくでしょう。
馬が完成して、騎手を乗せます。
自分で選ぶこと:個性を作品に
騎手にシールを貼りますが、とても良いのは「3パターンのシールが用意されている」ことです。
自分で、赤・緑・青からヘルメットや服装の色を選ぶことができます。
「自分で選ぶこと」は、とても大事なことです。
ガンダムやゾイドでは、「キャラクターのイメージ」が固まっているので、シールやパーツの色は決まります。
この、ジョッキーの工作では、「自分でキャラクターのイメージを決定」出来るのが非常に良い点です。
小さなことですが、こういうところから「自分らしさ」を子供自身が出してゆくことは、とても良いです。
「個性を大事に」は、自由主義圏の国々では「当然のこと」ですが、実態としては難しい点もあります。
「個性が大切」なはずの教育では、「集団行動でも規律を守ること」などが優先され、個性は二の次になりがちです。
どの色にする?
う〜ん。
緑!
じゃ、青の
シールを貼ってみよう。
緑色のシールを騎手に貼ってゆきます。
騎手の手と足を組み合わせて、シール貼ったら完成です。
出来た!
「3種類しかない」と考えることもできますが、「3種類から選んで。、自分だけのジョッキー」になりました。
「自分だけのモノ」という気持ちもまた、大事なことだと思います。
普通に考えると「緑を選んだら、全部緑」ですが、色を組み合わせても良いでしょう。
「自分だけの作品」になってゆきます。
それらも全て含めて、個性だと思います。
こういう「選択する」ことには、「正しいことが一つ」の場合と「正しいことが一つに限らない」場合があります。
「やれば出来る!」経験
じゃ、
動かしてみよう。
動かすね!
早いね。
前に作ったのより、
早いね。
思ったより、早く動いて面白いです。
上の写真の通り、足の動きが、とても早いです。
早く動いて、
面白い!
子どもは、とても楽しそうです。
子どもが小さな頃に、3つほど僕が作成して、子どもに遊んでもらいました。
今回は、初めて子どもに「楽しい工作シリーズ」を作成してもらいました。
僕が少し手伝いましたが、
思ったより、
子どもが自分で作成できた。
と思います。
最初は、もう少し僕が手伝うことが多いと思いましたが、子どもの思考力の柔軟性を感じました。
まだまだ学ぶことが多い小さな子どもですが、「やれば出来る!」経験が、大きく成長するきっかけになると思います。
それは、必ずしも「テストで高い点数をとる」ことばかりではなく、創造力を含む幅広い成長につながるでしょう。
電子書籍が非常に普及する世の中になりましたが、やはり実体験という意味では、紙の本が良い点が多そうです。
そして、自分で「書く・描く」ことを、子どもにどんどんやってもらうことは、好奇心を育てるでしょう。
とても楽しく、小さいながら密度が濃い、タミヤの「楽しい工作シリーズ」。
また作成してみたいと思います。
次回は下記リンクです。