中学入試の新潮流と教育 3〜大学進学実績と中学受験・教育理念とカラーを具体的に表現・特徴的な入試形式を試みる学校と大学進学実績が高い学校〜|中学受験

前回は「中学入試の新潮流と教育 2〜中学入試の新たな試み・志望者の「学びへの姿勢」を問う・学校の個性とカラーが現れる入試・学力より姿勢を評価する試験・志望者の本質的能力を測る試み〜」の話でした。

目次

大学進学実績と中学受験

新教育紀行
東京大学(Wikipedia)

どうしても、志望校の偏差値や大学進学実績が気になってしまう中学受験。

受験生の母親

志望校の大学進学実績は
一切気にしないけど・・・

「進学実績を気にしない」方は極めて少数派でしょう。

特に親にとっては、

受験生の父親

我が子は
最終的にどこの大学に行くのか?

大学進学先は大いに興味があることであり、大学進学実績と中学受験は切っても切れない関係です。

中学入試では、様々な試みがなされ、新たな流れを生み出しています。

受験界のみならず、教育界にも影響もたらすであろう「新潮流」。

レゴブロックを使った入試をした、ある中学・高校の試みも興味深いです。

男の子なら大抵遊んだことがあるレゴ。

「デンマークの代名詞」とも言え、世界中に浸透しています。

僕もレゴは大好きで、子どもにも色々と作るように促しています。

「おもちゃ」といえば「おもちゃに過ぎない」とも言えます。

一方え、具体的なイメージを形作る能力は大事です。

これを「入試で問うことの是非」もまた、様々考えがあるでしょう。

教育理念とカラーを具体的に表現

新教育紀行
錦江湾(新教育紀行)

それぞれの学校の教育方針・カラーで考えた上、

出題者

我が校の入学試験では、
このような試験で、ある程度の得点をしていただきたい・・・

明確な・分かりやすい方針を打ち出すことは好ましいことです。

このような「アクティブラーニング方式」の教育理念を、入試に導入することは大事です。

「学校の教育理念・方針」が「分かりやすく表現される」からです。

受験生の父親

この学校行くと、
こういう教育になるのかな・・・

志望者である子どもも親も分かることは、非常に良いでしょう。

A中学校長

我が校の
教育理念は・・・・・・

教育理念を、抽象的な言葉で語られるよりも、具体的な形で

B中学担当

うちの教育は
こういう教育です・・・

具体的な例を表現してくれた方が、分かりやすいです。

この非常に面白い取り組みを、実際にやっている様々な学校。

それらの取り組みに対して、「実際に実行している」ことは非常に良いことだと思います。

賛否両論あると思いますが、「具体的な学びの例」を堂々と出す姿勢は好ましいです。

特徴的な入試形式を試みる学校と大学進学実績が高い学校

新教育紀行
武蔵中学・高校のかつての校舎(新教育紀行)

どのようなことでも「新しいことを実行する」のは大変なことです。

新しいことをすれば、誰かが必ず、

日本人A

これの
こういうところが問題だ!

「否定的意見」を言ってくることがあり、一定の逆風を受けます。

これら入試における「新しい取り組み」を行なっている学校・先生方。

先生方はかなりの時間・エネルギーを投入して、「新しい取り組みを試みている」のでしょう。

これら「新しい入試形式」や「独自形式」を積極推進する学校・先生方を、筆者は称賛したい。

「オリジナルであれ」や「新しいことをやろう」と言うのは簡単です。

そして、「考える」までもまた「ある程度できる」のです。

しかし、「実際に実行すること」は非常に大変です。

実に様々な工夫をしている様々な学校・先生方は、やりがいがある反面、大変なご苦労と考えます。

その一方で、感じていらっしゃるであろう「大きな特徴」があります。

それは、これら「新たな、特徴的な入試形式を試みる学校」に、

受験生の母親

そういえば、いわゆる名門校が
少ないわね・・・

いわゆる「大学進学実績が高い学校」が少ないことです。

次回は、これに関して考えてゆきます。

次回は上記リンクです。

新教育紀行

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