駄菓子屋さんで「実社会を学ぶ」楽しい学び〜駄菓子から社会を物流を考える姿勢・子どもと一緒に街歩き=「探検」して世の中を理解〜|子どもの学びと生活

前回は「学ぶきっかけと育む賢さ〜子どもと駄菓子屋・自分で選んで購入する経験・自分で考えて選ぶ姿勢・予算とお菓子を真剣に選ぶ体験〜」の話でした。

目次

駄菓子から社会を物流を考える姿勢

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子供たちが大好きで、大人も好きな「うまい棒」。

うまい棒は30年間、ほぼ10円を守ってきました。

ついに値上げとなり、10円から12円に値段が改定されました。

どうやって、このお菓子を12円で
製造・販売しているのか?

は、大人でも不思議です。

量にもよるでしょうが、販売元→卸→小売の過程で、どのような金額でやりとりされているのでしょうか。

「それぞれで、どのように利益が確保されているのか」は、とても興味深いトピックです。

このお菓子って、
どこで作っていると思う?

お菓子を
作る工場かな?

そうだね。工場で作ったお菓子が運ばれて、
このお店にきているんだよ。

このお菓子全部
運んできたんだ・・・

現代社会を考えるとき、物流は極めて大事な話です。

駄菓子の物流には、「現代社会の物流」の側面があるはずです。

ひょっとしたら、日本の町工場や企業の物流の流れの「一つの断面」が分かりそうです。

駄菓子屋さんで「実社会を学ぶ」楽しい学び

駄菓子店(新教育紀行)

こういう話は、面白がってくれる子もいるかもしれません。

子どもには物流の話は、なかなか分からないかもしれません。

こういうお菓子が「ただお店にあるのではなく、工場で作られている」という現実。

お菓子は、工場で作って、
お店に運んできているんだよ。

と大人が説明すれば、

えっ!
ここで作ってるんじゃないの?

と驚いてくれる子もいれば、

ふ〜ん、
別に・・・

という子もいるかもしれません。

どちらかというと「後者の反応」が普通であり、子どもたちは、なかなか意志を表明しません。

「質問する」ことは非常に大事ですが、日本の教育では「質問する」ことは奨励されていません。

すると、子どもたちは、何か疑問に思っても、

ここが疑問に
思うけど・・・

質問したら、
「頭悪い」と思われるかな・・・

と子どもたち・青少年少女は感じるのでしょう。

本来「質問すること」は「頭が悪い」ではなく、むしろ「頭が良いこと」です。

教育のプロセスで、子どもたち・青少年少女に「このこと」はしっかり伝えるべきと考えます。

欧米と比べて、「議論・ディベートが下手」と言われる日本人。

日本人は主張せずにニコニコしてばかりいるので、

Japaneseは
何考えているか、分からない・・・

という声もあります。

まずは、子どもたちが「疑問に思う」ことに触れて、「質問すること」を推奨すると良いと思います。

「日本の教育」にこれらが期待できない以上、親が子どもと一緒に「色々考える」ことは大事です。

子どもと一緒に街歩き=「探検」して世の中を理解

新教育紀行
古本屋・古書店(新教育紀行)

「大人にとっては当たり前」のことを子どもに話してみるのは、良い経験になります。

社会科見学で工場などに見学に行った際に、また新たな学びが生まれるでしょう。

最近、街を子どもと一緒に歩くようになりました。

子どもと一緒に街を「探検」です。

駄菓子屋さんは「探検」の過程で運よく見つけましたが、ネットで調べてみても良いでしょう。

新教育紀行
国立科学博物館(新教育紀行)

テーマパークも博物館もいいですが、身近な街にも面白いことは沢山あります。

むしろ街中の駄菓子屋さん・本屋さん・古本屋さんにこそリアルな面白さがあります。

読書も大事ですが、リアルな空間にも学びの機会が沢山あると思います。

子どもと一緒に、気軽に街歩きしませんか。

新教育紀行

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