歴史・時事問題〜ロシアのウクライナ侵攻・日本とロシアの歴史的関係・日露の歴史・江戸末期からのロシアとの関係〜|中学受験・社会

前回は「来年の中学受験へ〜麻布中学の入試問題から〜」の話でした。

目次

ロシアのウクライナ侵攻

左上から時計回りに、ゼレンスキー ウクライナ大統領、バイデン 米大統領、プーチン 露大統領、習近平 中国家主席(Wikipedia)

「痛ましい」や「悲劇」という次元を超えている、ロシアのウクライナ侵攻。

日本人にとって、遠い存在に感じる「戦争」。

現実にロシア軍がウクライナに侵攻し、大勢の方が亡くなっています。

ロシアがウクライナ侵攻を
計画しているようだ・・・

計画はしているかも知れないが、
まさかプーチン大統領は本気で戦争はしないだろう・・・

様々な憶測を裏切り、「本気で」戦争を開始したロシア・プーチン大統領。

ウクライナ・ロシアと世界各国

そして、実は海を隔てて「お互い隣国」である日本とロシア。

日本とロシアの歴史的関係

左上から時計回りに、ロシア皇帝ニコライ2世、大山巌 満州軍総司令官、児玉源太郎 満州軍総参謀長、アレクセイ・クロパトキン・ロシア満州軍総司令官(Wikipedia)

「日本とロシアの歴史的な関係」は、実は結構深いのです。

一般的には「日露戦争で勝った」と「第二次世界大戦で北方領土を取られた」くらいかと思います。

中学入試の時事問題に、この「ロシアのウクライナ侵攻」が出るかはわかりません。

今後の状況次第で、内容が内容だけに「出題しにくい」のが実情と考えます。

現代世界の地政学に極めて大きな影響を与える以上、出題の可能性があります。

歴史と時事問題対策として、知っておいた方が良いでしょう。

日露の歴史:江戸末期からのロシアとの関係

戦艦三笠と東郷平八郎連合艦隊司令長官(Wikipedia)

ぜひ、日露の歴史を復習しましょう。

ウクライナ侵攻のニュース・新聞を日々見る今だからこそ、ちょうど良いでしょう。

ロシアは一時「ソビエト連邦」という共同体となりましたが、国家の性質は似ています。

ロシアという国を知っておくことは、日本の歴史を学ぶ上で大事なことです。

そして、様々なことを考える思考力が鍛えられます。

以前、日露戦争の序盤の話〜日本海海戦の話を書きました。

細かい話も多いですが、日露関係をイメージするには良いと思います。

日本にとって、ロシアの存在は「現代よりはるかに大きい存在」でした。

その中、あえて開戦の道を選んだ日本政府・陸海軍は必死の思いだったのです。

世界各国の国には「国柄」や「国の性格」があります。

日露戦争では、ロシアという「国の性格」がよく分かりますが、当時も今も同じ雰囲気です。

「バルチック艦隊の動き」は、かなり細かい知識ですが、知っていると、深く理解できるでしょう。

日清間で結ばれた条約に対して、「関係のない」ロシア。

Japan(日本)は、
清国に遼東半島を返すべきだ!

そのロシアが、ドイツ・フランスを巻き込んで日本に「勝手な要求をしてきた」三国干渉。

ロシアは、日清戦争では、
一切関係ないはずだが・・・

関係ないけど、
とにかく、Japanは清国に返還すべき!

なんで、
こういうことになるんだ・・・

日本的感覚からすると「信じられない横暴・暴挙」でした。

対して、ロシアは昔からこういうことが当然であり、米国・英国等とは究極的に異なる存在です。

日本的な感覚で考えることが難しい国家、それがロシアなのです。

新教育紀行

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