動くプラモデルを作る体験 2〜動きを楽しむ姿勢・ピョンピョン飛ぶのを実体験・同じモーターと違うギア・違う部分と似ている部分・「正しい」か「正しくない」かは別〜|子どもの創造力

前回は「動くプラモデルを作る体験 1〜「何かを理解しようとする」姿勢・モーターとギアの仕組みを理解・目の前で見る・体験する〜」の話でした。

目次

動きを楽しむ姿勢:ピョンピョン飛ぶのを実体験

今回は、違うタミヤの「楽しい工作シリーズ」の話です。

カエルのように動く、面白いキットです。

クッション性の高い部品が、手足の代わりに付けられて、それがクルクル回転します。

お腹の部分も、カエルらしくクッション性が高くて、リバウンドします。

ここでモーターを回すと、手足の部分がクルクルと回転して、ピョンピョン飛びます。

子ども

面白いね。

内野吉貴

ピョンピョン
飛ぶね。

大人が見ても、面白いです。

内野吉貴

これは、
良く出来ているな・・・

実によく出来ていて、うまく飛びます。

少しの段差なら、軽くクリアして、ドンドン進みます。

動きが予想できる、前回のウサギのキットに比べると、初めてみる動きをするので、

子ども

ピョンピョン飛ぶから、
ここは飛べるかな?

小さな障害物を持ってきた子ども。

「ジャンプして飛べるかどうか」の実験です。

子ども

あっ、
飛び越えたよ!

こういうおもちゃの動きは、You Tubeなどでも見る機会が沢山あります。

そういう動画を見るのも良いですが、「実体験」とは全く違います。

出来るだけ、子どもには実体験してもらいたいと思います。

同じモーターと違うギア

モーターは前回と同じタイプですが、ギアが少し異なります。

内野吉貴

このモーターは、
ウサギと一緒だね。

子ども

うん、
同じだね。

ギアとキットの脚を繋ぐ軸を、手で回してみると、

内野吉貴

ここを回すと、
ギアが回るね。

子ども

うん、
回るね。

ピョンピョン飛ぶので、左右のバランスによって、少し回転して進みます。

見ているだけで面白いのですが、前回のウサギと何が違うでしょうか。

違う部分と似ている部分:「正しい」か「正しくない」かは別

内野吉貴

これと、
これは何が違う?

子ども

う〜ん。
形と色が違うね。

子ども

動く感じも
違うね。

内野吉貴

そうだね。

内野吉貴

ここのモーターの
部分は、どう?

子ども

う〜ん。
よく分からない。

似ているおもちゃは、子どもに「何が違うか?」「似ている部分はあるか?」を考えてもらうと良いです。

内野吉貴

似ている
ところはある?

子ども

う〜ん。
よく分からない・・・

内野吉貴

なんでも
いいよ。

子ども

う〜ん・・・

子どもなりに考えますが、「正しいこと」を求めようと考えています。

幼稚園・保育園でも様々習いますが、小学校に入ると大きな違いがあります。

それは、「テストがある」ことです。

幼稚園・保育園でもテストを経験している子もいるかもしれません。

多くの子どもは、小学校で初めて「テスト」に出会います。

テストでは、間違っていると✖️をもらって、減点されます。

そこで、子どもたちは、

男子小学生

間違っていると
✖️になるし・・

女子小学生

「正しい答え」でないと
✖️になるから・・・

そこで、「正しいこと」を求めなければならないように、感じてしまうのでしょう。

こういう時は、

父親

間違ってもいいから、
言ってごらん。

このように親は「間違っても良い」と、子どもに語りかけてあげると良いと考えます。

「正しい」か「正しくない」かは別で、考えてもらいましょう。

それもまた、主体性を伸ばし、広い意味の学ぶ力を育てるでしょう。

次回は下記リンクです。

新教育紀行

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