前回は「小学生が算数が得意になる勉強法〜解く初動ステップで手をどんどん動かす・手を動かしながら考える・素早い対応力と問題解決力を育成・「解法の引き出し」と「解法パターン」・複数の問題が解けるようになる軸〜」の話でした。
立体図形:積み木を切断する問題
今回は、中学への算数11月号のご紹介です。
整数問題がテーマで、幅広いレベルの問題があります。
志望校のレベルに合わせて、数題しっかり取り組むと、大変良い整数のまとめになるでしょう。
中には、算数オリンピックの問題(p23)もあり、難問ですが、非常に良い問題でした。
厚紙の立体工房が同封されている、中学への算数の11月号も興味深い問題が取り上げられています。
積み木を切断する問題(p61)が掲載されており、解答が非常に丁寧です。
小学校高学年になると、積み木をしなくなりますが、積み木の経験を思い出しましょう。
最難関校志望の方で、算数が得意な方は、ぜひ厚紙で立体を作りながら、じっくりやってみましょう。
原題は駒東の問題で、設問追加されていると思われる(3)は、難問です。
今、この問題が出来たら、自信を持って良いでしょう。
出来なくても、解答をみながら自分の手で描いて、しっかり理解してみましょう。
立体図形の切り口の問題の、良いまとめになります。
難しい立体図形:立体(三次元)から平面(二次元)に落とし込んで考える
平面図形と異なり、立体図形は、誰にとっても難しいのです。
立体図形は、平面図形よりも「コツをつかむ」ことが大事です。
そして、立体(三次元)から平面(二次元)に落とし込んで考えるようにしましょう。
この問題は難問ですが、「ある軸に対称」であることが、考えやすいポイントになっています。
立体図形でも「対称性」に着目するようにしましょう。
この切り口が少し対称性からずれると、かなりの難問になります。
灘中なら、そういう出題もあり得ると思いますが、余裕がある方は考えてみましょう。