「公式を理解する」学び〜「基本的過ぎる」ことをしっかり理解・立体図形・厚紙の立体を目で見て手で触れて理解〜|中学への算数2022年8月号

前回は「丁寧に描いて学力アップの勉強法〜「丁寧に描く」から「丁寧に考える」へ・手を動かして「しっかり考える」学び〜」の話でした。

目次

「公式を理解する」学び

新教育紀行
空と雲(新教育紀行)

先月号まで、E,G,W各グループごとに、おすすめの問題・考え方をご紹介しました。

今号は、全体的な流れと、勉強への姿勢・方針のお話をします。

塾などの教材もあるでしょうし、あまり沢山の問題をやろうとはせずに、何題かでも良いでしょう。

得意・不得意分野は、それぞれの人によりますので、気になる問題をやってみましょう。

今号のテーマは、「図形と比」で非常に大事な分野です。

図形問題は、日々の演習で、かなり多岐にわたる問題が採用されています。(上記リンク)

特に、「要点の整理」は「公式を理解」しながら、しっかり取り組みましょう。

「線分比と面積比」など、図形の様々な公式的考え方がまとまっています。

もし、「説明できない公式」があったら、「なぜ、そうなるのか?」を、しっかりと学びましょう。

男子小学生

たくさんの問題を
解かないと!

女子小学生

やらなければ
ならない問題がたくさん!

秋から直前期の頃は、受験生は皆気持ちが焦ってしまいます。

たくさん問題やることも大事ですが、算数は一題一題しっかり学んで、考え方を身につけましょう。

理科で、基本的な考え方をご紹介しています。(上記リンク)

応用問題が解けるようになるためには「基礎をしっかり理解」が最も近道です。

「基本的過ぎる」ことをしっかり理解

新教育紀行
種子島(新教育紀行)

今、ご紹介している話は「基本的過ぎる」かもしれません。

男子小学生

基礎が大事なのは
分かっているよ・・・

女子小学生

基礎は分かっているはずだけど、
応用問題が難しくて・・・

算数や理科は「基本をしっかり理解している」事が、最重要です。

「基本をしっかり理解している事」が、応用問題を解けるようになる第一歩です。

出来なかった問題は、図形問題なら図形をしっかり描きましょう。

比の問題なら、解答の棒グラフや面積の絵、などをしっかり描いてみましょう。

「描いて理解」すると、頭の中でしっかりとイメージが構築されます。

すると、理解力が上がって出来るようになるので、この姿勢で「しっかり学ぶ」姿勢を身につけましょう。

ある時から、ググッと成績が上がるでしょう。

厚紙の立体を目で見て手で触れて理解

木製ブロック(新教育紀行)

中学への算数2022年8月号では、「立体工房」で「穴の開いた立方体」が付録付きで掲載されています。

最難関校志望の方は、ぜひ付録の立体を見ながら、学んでみましょう。

この問題は結構難しいです。

東大・京大合格者に、小学生が取り組む時間と同じ時間で解いてもらったら、完答できるのは半分以下でしょう。

男子小学生

えっ。
そうなの?!

女子小学生

東大生が出来ない問題じゃ、
出来なくても仕方ないけど・・・

中学受験の算数は「数学よりも難しい問題」が、たくさんあります。

学力に自信のある方は、この問題をしっかり考えてみましょう。

基礎力のある方は、こういう問題を時間をかけて、じっくり考えると、ジワジワとしっかり学力が伸びます。

基礎力確保を優先する方は、要点や日々の演習の数題を、しっかりと習得しましょう。

次回は上記リンクです。

新教育紀行

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