前回は「図形のコツ・考え方〜中学への算数4月号・算数の基礎から応用力を養う図形問題・描いて理解する大事さ・「素早く・テキパキと解く」より「しっかり理解」〜」の話でした。
図形の考え方のコツ:大事な補助線を描いてみる
今回は「図形の角度」の問題です。
中学への算数の同月号p9の6は、5とは少しテイストの異なる図形の角度問題です。
3題ありますが、いずれも確実に押さえておくべき内容が詰まっています。
全部やってみましょう。
図形問題の解き方を、上記リンクでご紹介しています。
(3)は難関校〜最難関校受験予定の新小学校6年生なら、
この問題、
見たことがあるよ!
この問題は
解いたことがある!
かもしれません。
もし「見たことない」なら、ちょっと時間をかけてみましょう。
そして、図を描いたりして色々と試行錯誤してみましょう。
・「図や絵を描く」ことを大事に
・上手くなくて良いので、丁寧に描く
・図形問題の場合、「図形全体と補助線」を描く
時間がある時期は少し長めに考えてみるのが良いですが、10~15分考えてみたら十分でしょう。
初めてやってみて、
解けた!
出来たら、自信持って良いでしょう。
やってみたけど、
出来なかった・・・
「出来なかった」方も残念がらずに、解答をよく読んで「しっかりと理解」しましょう。
このタイプの問題は、よくあります。
角度に限らず面積でも、同様の考え方で「シンプルに解ける」ことが多いです。
「補助線」とは少し異なる考え方ですが、非常に大事です。
この問題を「完全に習得して、自分のもの」としましょう。
「解法を暗記」ではなく「解法を習得」する姿勢
これらの問題を最初に解いてみるときは、問題文の「図形に色々と書き込んでみる」ようにしましょう。
解答を読みながら理解するときは、ぜひ「自分で図形全体を描いて」みましょう。
図形全体を描いて、解答を追いながら手を動かして、
うんうん・・・
なるほど・・・
ここがこうなって、こうなって・・・・・
そうか!
色々と分かるようになります。
このプロセスが大事です。
「解法を暗記」するのではなく、「解法を習得」するのが良いでしょう。
・「見て理解」したことは、あまり頭に残らない
・「描いて理解」したことは、頭脳にしっかり刻まれて発展する傾向がある
思考力が養われ、問題も解けるようになります。
p9の図形の角度問題は、何度か繰り返しやってみる価値が非常に大きいです。
付箋して大事に取っておいて、また今度やってみましょう。
次回は上記リンクです。