算数の学力を伸ばす学び〜考えて描いて自分で気づく体験・プラモデルと算数の類似性・少し難しい工作を親子で作成・子どもの好奇心を喚起・「やってみて初めて分かる」体験〜|小学生・中学受験・算数・プラモデル

前回は「ゾイドを作ろう 1〜小学生が楽しく工作できるゾイド・完成形のイメージ・説明書の絵とパーツを確認〜」の話でした。

目次

少し難しい工作を親子で作成:子どもの好奇心を喚起

パーツを組み合わせて、動くゾイド。

子ども

作るの
面白そうだね・・・

ゾイドは子どもが4歳くらいの時に一度作ったことがあります。

それは、

内野吉貴

ゾイドの面白さを
子どもに伝えたい。

「子どもにゾイドを知ってもらいたい」こともありましたが、

内野吉貴

久しぶりに、
僕がゾイドを作ってみたい。

筆者が「久しぶりに作ってみたい」と感じたことも理由でした。

その時は、筆者が全部子どもの前で作りました。

完成したゾイドを子どもに渡すと、

子ども

うわっ!
動くね!

子どもは「動くおもちゃ」に興味津々で、楽しく遊んでいました。

子ども

ここを
押すと動くね!

スイッチを押すと動くゾイドが、最初は不思議でならないようです。

内野吉貴

楽しんでくれて
よかった・・・

ところが、その後すぐにバラバラになってしまいました。

内野吉貴

少し
早かったかな・・・

当時は早すぎて、子どもがよく分からなかったみたいです。

子ども

あれっ?
壊れちゃった・・・

その後、戦車のペーパークラフトなどを子どもと一緒に作りました。

新教育紀行
ペーパークラフト「戦車ティーガーI」(歴史群像 学研)
内野吉貴

ここに
こう貼ってみよう!

子ども

うん!
やるね!

新教育紀行
ペーパークラフト「戦車ティーガーI」(歴史群像 学研)

この戦車のペーパークラフトは完全に大人向けで、子どもが作成する対象ではありません。

戦車のペーパークラフト作成の話を、上記リンクでご紹介しています。

これらの制作は「難易度が高い工作を子どもにやってもらう」意図があったのではありませんでした。

筆者が歴史が好きなので購読している歴史群像に「付録でついてきた」ペーパークラフトです。

内野吉貴

これは、
大人でもちょっと大変だ・・・

子ども

なんか、
面白いね!

作成してみると思ったより難しかったですが、子どもと一緒に楽しく作り上げました。

新教育紀行
ペーパークラフト「戦車ティーガーI」(歴史群像 学研)

「やってみて初めて分かる」体験

新教育紀行
ゾイドをつくる(新教育紀行)

今回は、少し難しいペーパークラフトやプラモデルを経ているので、

子ども

ここは
作れるよ!

ゾイドを作るのはスイスイ進みます。

内野吉貴

ここの
説明書をよく見てね。

子ども

大丈夫!
こうすれば良いんだね!

新教育紀行
ゾイドをつくる(新教育紀行)

当初は、ガンダムなどのプラモデルを作って、ゾイド作成に行く予定でした。

ここで、「戦艦大和のペーパークラフト作成」という横道にそれました。(上記リンク)

「戦艦大和のペーパークラフト」の時は、子どもに

内野吉貴

これ、
作ってみる?

聞いてみたら、

子ども

うん!
作ってみたい!

「作りたい」と子どもが言ったので、作成してみました。

ペーパークラフト「戦艦大和」(歴史群像 学研)

この「戦艦大和」も「戦車」同様に、雑誌「歴史群像」の付録です。

子どもが、

子ども

難しそうだから、
ちょっと・・・

「気が乗らない」ようでしたら、作成を見送ったでしょう。

ざっとみてみて、作成が大変そうなのは想像していました。

内野吉貴

作成時間が
25時間くらいか・・・

「25時間程度の作成時間」と記載されていました。

内野吉貴

まあ、やってみれば
出来るだろう・・・

どころが、実際に作成してみて、

内野吉貴

こんなに大変だとは、
思わなかった・・・

こう感じたのが実情でした。

ペーパークラフト「戦艦大和」(歴史群像 学研)

特に、

内野吉貴

小さなパーツを切って、
組み立てるのが、大変・・・

考えていた以上に、長い時間がかかりました。

「実際にやってみないと分からないこと」だったのです。

「やってみて初めて分かる」ことが多いのが現実です。

考えて描いて自分で気づく体験:プラモデルと算数の類似性

新教育紀行
正六角形の問題(新教育紀行)

学びに関しても、同様なことがあります。

実際に取り組んでみないと「難しいか、難しくないか分からない」ことがあります。

得意・不得意が分かれやすい図形問題。

新教育紀行
正六角形の問題(新教育紀行)
女子小学生

この補助線は、
思いつかなかった・・・

「一本の補助線」で、スッと見えてくることが多い図形。

男子小学生

あ〜あ・・・
分かんなかった・・・

入試・模試などでも、様々工夫した問題が出てきます。

「出来なかった」から、

男子小学生

僕には
出来ないんだ・・・

苦手意識を持たないことが、最も大事だと思います。

良い補助線に気づかなかった時は、

男子小学生

なぜ、この補助線が
上手いのだろう・・・

女子小学生

他の補助線より、
どこが良いのかな・・・

「なぜ良い補助線なのか」を少し考えてみましょう。

補助線の比較

a.長方形や正方形など、問題の図形を構成する基本的図形の半分などの面積が分かる

b.新たな交点がなく、問題の図形をきれいに分割している

「うまい補助線を引く」のは、多くの場合において「ヒラメキ」ではなく「理由がある」のです。

その「理由」が分かれば、

男子小学生

あっ、
そういうことか!

女子小学生

ここが
ポイントな気がする!

「良い補助線の方向性」が見えてきます。

その「見えてくる」のは塾などで教わることもありますが、「自分で気づく」ことがベストです。

そして、「自分で気づく」と「自分なりの理解が進み、学力が大きく上がる」のです。

そういう学び方をすると、「一題解いて数題以上問題を解く効果」が出るでしょう。

そして、学力も成績も上昇してゆくでしょう。

次回は上記リンクです。

新教育紀行

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