この先の「中学高校での学び」を楽しみに〜「中学高校独自のカラー」に染まりながら個性確立・大事な「人生の軸」を持つ〜|進学先の中学高校での人生1

前回は「4月からの新たな中学校の人生〜期待に胸膨らませて・偏差値ランキングより校風や教育理念を大事に・しばらくは新たな学校生活を楽しむ姿勢〜」の話でした。

目次

この先の「中学高校での学び」を楽しみに

新教育紀行
空と雲(新教育紀行)

中学受験が終わり、間もなく通っていた小学校を卒業する子どもたち。

第一志望校に
合格出来て良かった!

第一志望校はちょっと
残念だったけど、B中学に合格した・・・

受験の結果は様々で、それぞれの方に「それぞれの思い」があるでしょう。

「うまく第一志望校に合格出来た」方は、苦しいこともあった受験の時期を振り返って、

ちょっと辛かったけど、
良いこともあったかな・・・

と思うこともあるでしょう。

必ずしも志望校に合格出来なかった方も、いらっしゃると思います。

そういう方は、

一生懸命頑張ったけど、
僕、ダメだったのかな・・・

どうして、私は
落ちてしまったのだろう・・・

どうしても「後悔する気持ちが出てしまう」のが人間です。

あの算数の問題が
出来たら、合格したかも・・・

社会でもっと
暗記していたら、合格したかも・・・

「あの時〜したら・・・」という後悔を持っている方もいるかも知れません。

いずれにしても、自分を責めすぎない姿勢が大事だと考えます。

それよりも、

この先の中学高校で
勉強もがんばろう!

中学受験はここまで。
次は「中学での学び」だ!

と気持ちを切り替えることが大事です。

そして、

僕にはB中学校が
合うと思う!

実は、私は合格した
C中学校が一番良い気がする!

と思うことが大事です。

まずは、自分が

僕が行く学校が、
僕にとって一番!

私が通う学校が、
私にとって一番!

と思いましょう。

入試結果に前向きな気持ち

1.不合格だった学校は「自分に縁がなかっただけ」と割り切る

2.自分を責め過ぎない

3.「この先の中学高校での学びを頑張ろう!」と思う

幼稚園や保育園などの卒園式を経験した方も、小学校卒業は「初めての本格的卒業式」と思います。

転校があった方もいらっしゃると思いますが、

いよいよ、6年間
通った小学校ともお別れだ・・・

この小学校に
来るのも、もうすぐ最後かも・・・

「長い時間を過ごした小学校とのお別れ」は大きな一区切りです。

そして、この先の「中学高校での学び」を楽しみにする姿勢を持ちましょう。

「中学高校独自のカラー」に染まりながら個性確立

New Educational Voyage
雲と空(新教育紀行)

長かった中学受験が終わり、

僕が通う
B中学校って、どんな感じだろう?

私が通う
C中学校は、どんな雰囲気かな?

新たに自分が通う「新たな中学校」に想いを馳せている方もいると思います。

中には、進学先での勉強のことが気になる方がいらっしゃるかもしれません。

「勉強!勉強!」の人生をしばらく続けて、頑張ってきた中学受験生たち。

しばらくは勉強のことは忘れて、大学受験のことなど考えなくていいのではないでしょうか。

せっかく長い間勉強して通学する中学校です。

各学校が考えている・用意している教育にどっぷりと浸かってみましょう。

中高一貫校の場合、通う中学高校の校風・カラー・雰囲気は、本人の個性に大きな影響を与えます。

この「影響の度合い」は、各学校の校風や個性にもよって大きな違いがあります。

僕が影響を受けるのが
どのくらいか、ってこと?

そういうのって、
よく分からないけど・・・

この「受ける影響の度合い」は小学生には、なかなかイメージ出来ないと思います。

それは「頭の良し悪し」ではなく、それまでに「過ごした人生の期間が短い」からです。

新教育紀行
武蔵中学・高校内のすすぎ川(新教育紀行)

筆者は、校風・カラーが極めて強い武蔵中学校・高校に通っていたので、

なんとなく未だに
「武蔵っぽい」感じだ・・・

「武蔵カラー」に浸かり過ぎたため、40を優にすぎた今もなお「武蔵生の延長」の気持ちです。

武蔵卒の方に会えば、「大体合う」ことが多いです。

なんか
似た思考性だな・・・

「波長が合う」感じがあります。

中学生以降は個性や自我がしっかり形成されてゆくので、人と人が会うと、お互い波長を感じます。

「人と会う」際には、その人が持つ雰囲気・顔つき・声色・話し方・目つきなど様々なイメージがあります。

進学先が中高一貫校の方は、この「中学高校独自のカラー」に染まることも楽しみにしてみましょう。

通うB中学校の
雰囲気に、僕が変わっちゃうのかな?

私自身が
C中学校っぽくなるってこと?

「中学高校独自のカラー」に「染まる」のは「自分がある一つの色・カラーに染まる」のではありません。

「各中学校の教育理念・校風・カラー・雰囲気」に染まりつつ、「自分の個性が花開く」のです。

「中学高校独自のカラー」に染まりながら、個性を確立してゆきましょう。

じゃ、B中学校らしさが
基になるってことかな?

C中学校の雰囲気に
影響受けるってこと?

「染まる」というのは「影響を受ける」イメージで、その影響の度合いも個性次第です。

一番大事な思春期に過ごす学校を楽しみにしてみましょう。

大事な「人生の軸」を持つ

新教育紀行
日本海(新教育紀行)

中学校一年から、早速塾に通う方もいるでしょう。

次は
大学受験だ!

うちの子は
すぐに塾に行かせよう!

僕は、中学生の間は塾に通いませんでした。

講習も行かず、「腕試し」に模試を一度か二度受けたように思います。

新教育紀行
武蔵中学・高校のかつての校舎・物理実験室(新教育紀行)

それでは「何をやっていたのか」というと、部活でした。

物理部に中一から高三の春まで入っていて、月水土で部活をしていました。

月水は15時から18時まで、土曜は13時から18時までが基本の活動時間でした。

そのため、週に11時間あまりを部活で過ごしたので、結構な時間を上の物理実験室周辺で過ごしたのでした。

そして、新高校一年の中学三年の終わり頃、

U君は、僕と同じ
SEGが良いだろう・・・

一つ上の部活のT先輩が勧めてくれた塾(SEG)に高校一年の4月から通い始めました。

中学受験が加熱化して、塾に通う年齢が低年齢化した現在では、

うちの子が進学先で、
いい成績取れるように・・・

大学受験で
いい学校に行けるように・・・

と、親が考えて、中一〜二から塾に行かせるケースもあるでしょう。

それもまた一つの考え方です。

現実としては「ひたすら塾で勉強して先取りする」ことは、大学受験において「一定の効果」を持ちます。

ということは、
中学受験と一緒で・・・

スタートは早い方が
良いのでは?

これは、各家庭・親の考え次第ですが、子ども本人の考えも尊重すると良いと考えます。

筆者は、せっかく新たな学校に入学するのですから、進学先の教育を楽しんで欲しいと思います。

何はともあれ、
大学受験でいい大学へ行かせねば!

と考えて、子どもを塾に通わせる親・本人にも大事な方針があると考えます。

それは、「基本となる軸は学校」というスタンスです。

この「軸は学校での学びであり、塾は受験対策」という姿勢をきちんと持つことが大事です。

ひたすら「大学受験を眼中に」と考えると、中学高校の人生は「大学進学の前座」となりかねません。

それが「良い」方も「良くない」方もいるので、それぞれの方次第でもあります。

筆者は、中学高校の人生は「勉強(大学受験含む)ばかりではなく、広く学んで成長する時期」と考えています。

いずれにしても、中学高校以降の人生では「人生の軸」を持つようにすると良いでしょう。

私立中学・高校は、結構な費用もかかります。

それぞれの学校の教員はじめとする関係者の皆さんが、

我が校に入学してくる
子どもたちは、こう教育しよう・・・

今年は、理科の授業を
こんな感じにして、本質を理解してもらおう・・・

一生懸命考えて、カリキュラムや施設を用意しています。

折角ですから、それらの学校に進学する子どもたちは、

学校の先生方の
教え方をしっかり学ぼう!

どんな授業があるのか、
楽しみだな!

学校全体を「大いに活用する」気持ちで、楽しみにしましょう。

新教育紀行

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