前回は「おすすめ勉強法・ノートの書き方〜紙に大きく書く描く・様々な気づき・大事なことは大きく描く・書いて強く認識して暗記・自分で書く大事さ・「何かを見て分かった気」にならない・書いて描いて思考を整理〜」の話でした。
時事問題の解き方・コツ・ポイント
今回は「受験社会の時事問題対策」の話です。
毎年、中学入試では時事問題が出題され、多くの時事問題に関する本が出ています。
「時事問題が出やすいかどうか」は志望校の出願傾向によると思います。
今年(2021年)は、ちょうど旧日本軍による真珠湾奇襲攻撃から80年となります。
これに関する出題をする中学校もあると考えます。
開成中学の入試問題を例に、社会科の出題者の視点を上記リンクでご紹介しています。
社会の先生にとって、時事問題と歴史の問題を複合化した問題を作るのは、
この事実を、この視点から
考えると、どうだろうか・・・
あるいはこの視点から
考えるのも、面白そうだ・・・
つくりがいのある業務であり、腕の見せ所です。
また、第二次世界大戦に関しては、歴史・政治・地理など含めて関連項目が多岐にわたります。
そのため、問題を作りやすいです。
様々な側面から
考えてみると・・・
近年も、国際関係などで多くの事象があります。
日本における影響を考える時、第二次世界大戦の現代の日本おける影響は極めて大きいと言えます。
様々な複合的問題が、考えられるでしょう。
各校のカラーや教育理念に合わせて、興味深い問題を考えている先生はいらっしゃることでしょう。
真珠湾奇襲攻撃と山本五十六連合艦隊司令長官
真珠湾奇襲攻撃から80年。
メディアも気になるようで、先日のTBS 報道特集では山本五十六元帥に関する特集を行っていました。
山本五十六と海軍兵学校同期の掘悌吉との関係から、山本の生涯を紹介していました。
少し気になったことは、山本五十六を美化するあまりに、重要な真実を語っていなかったことでした。
筆者は、歴史に関する話を、新歴史紀行(上記リンク)でご紹介しています。
ちょうど80年目の明日12/8から、しばらく真珠湾奇襲攻撃に関する話を書きます。
歴史に興味がある方には、楽しく読んでいただけるかと思います。
一つの側面からかなり深堀りした内容となりますので、多くの人物が出てきます。
「歴史に興味がある方」向けなので、「中学受験生にとって有意義か」は難しいところです。
ご興味ある方は気晴らしに、お読みいただければと思います。
当時の日米関係や日米の国力の差などを表したグラフや表も多数ご紹介しています。
米国と戦争しては、
絶対に勝てん!
だが、米国と戦争することに
なるならば、勝つことを目指さなければ!
さっとご覧いただけると、当時の状況のイメージが湧くでしょう。
ご存知ない方が多いかもしれない、重要な歴史的事実も記載します。
そして、強大な米海軍に勝つためには、
「普通の戦い方」では絶対に不可能なのだ!
そのためには・・・
奇襲攻撃しかない!
山本五十六などの旧海軍首脳がどのような考えをし、行動をしていたかが分かります。
幕末から昭和の戦争・そして現代へ至る歴史
日中戦争から太平洋戦争、第二次世界大戦に至るおよその経緯は、おさらいしておくと良いでしょう。
人名は、山本五十六・東條英機・近衛文麿・鈴木貫太郎(敗戦・終戦時首相)は押さえておきましょう。
その他、ルーズベルト・チャーチル・ハル(国務長官)・スターリン等も大事です。
「山本五十六」を答えさせる穴埋め問題も想定されます。
「山本五十六」を、漢字できちんと書けるようにしましょう。
「五十六」は漢字は簡単ですが、きちんと覚えましょう。
私の名前は
山本五十六ですが・・・
この名前は、なかなかない名前です。
「五十六」の名前には
きちんと理由があります・・・
実は、名前の由来は、五十六の父親が56歳の時に五十六が生まれたことが由来です。
えっ、
そうなんだ・・・
こういうエピソードを知ると、暗記しやすくなります。
生まれた時に、お父さんが
56歳だったんだ・・・
また、この戦争に至る日米関係の経緯・流れが大事です。
幕末のペリー・ハリスが日本に来航してきて、幕府に条約締結を迫った流れ・事件の流れも大事です。
時事問題は歴史と密接に関わることが多いので、
こういう歴史があったから、
この時事問題につながっているんだ・・・
歴史と時事問題を「分ける」のではなく、「関連づけて学ぶ」と良いでしょう。
次回は上記リンクです。