前回は「早起き勉強のすすめ〜入試当日のスケジュールに合わせる・何時に起床して勉強するか・まずは6時半から・朝の少しの時間で着実に暗記増強〜」の話でした。
「好きな科目」を一生懸命学ぶ大事さ
威人紀行では現在、7名の方に登場頂いています。
それぞれの方に対して、話の構成は大きく異なります。
威人紀行で様々な方をご紹介する第一の理由は、「歴史上の威人(威人)から学ぶこと」です。
西郷隆盛の話では「郷中教育のプロセス」の話を詳しくしました。
郷中教育と現代教育を対比させて、「現代教育のあるべき姿」を考えています。
「あるべき姿」というのは様々な考え方がありますが、「自国の歴史から学ぶ」姿勢は大事です。
郷中教育に関しては、上記リンクでご紹介しています。
少年時に少し荒れて、医学部へと進んだ後藤新平。
後に政治家として大成しますが、彼の存在の根拠は「優れた医師であったこと」です。
一つのことをしっかりやってみる姿勢は、非常に大事です。
中学受験では、多少好き・苦手な科目があると思いますが、なかなか自分の傾向が見えません。
中学・高校生は、ぜひ「自分の好きな科目」に一生懸命取り組んでみることをやって欲しいと思います。
受験突破の秘訣「志望校を決定したら変更しない」
第二次世界大戦で、海軍軍人として活躍したのが山口多聞です。
彼に関しては、当時の日米戦争の背景もご紹介しているので、少し長くなっています。
ここでご紹介したいことは、小学〜高校教育ではあまり語られない「日米戦争(太平洋戦争)」の実態です。
筆者が小学生の頃は、
日本はアメリカ(米国)などと
戦争しました。
徐々にアメリカに押されて、
最後に原爆を落とされて、降伏しました。
このような感じで「あっという間に終わってしまう」のが、第二次世界大戦・太平洋戦争の教育です。
武蔵中高生の頃の歴史の授業でも、戦争に関する授業はほとんどありませんでした。
戦国時代も
江戸時代も面白いけど・・・
昭和の日本の話って
授業で、ほとんど出ないな・・・
ある意味、「最も現代日本に影響を与えている」のが、第二次世界大戦の歴史です。
ところが、日本政府が長年に渡り「第二次世界大戦の日本」に対して、
まあ、我が国が敗北した
歴史だし、戦争は怖いイメージだから・・・
小学校〜高校の教育で、
わざわざ戦争の話はしないほうが良いだろう・・・
このように「第二次世界大戦の歴史」に蓋をし続けてきていることが、最大の理由です。
ミッドウェー作戦の流れを追うことで、当時の日本・日本軍の状況がある程度見えてきます。
これは、ぜひ中学生以上の方には、知っていただきたいと考えます。
そして、中学〜大学受験に関して、非常に大事なことを示唆する話がこれからも出てきます。
非常に大事なこと。
それは、「方針をはっきり定めて、変更しないこと」です。(上記リンク)
第一志望を親が決めることが多い中学受験。
模試の判定などで、少し迷っている方もいらっしゃると思います。
もう少し、判定が良ければ
良いのだけど・・・
うちの息子は、
大丈夫だろうか・・・
様々な個性を持つ子どもたちは「偏差値」で分類され、合格可能性が決められます。
最終的に「どこの学校を第一志望とするのか」は、非常に大事なことです。
受験期後半では、志望校などの方針をハッキリ決めるのがベストと考えます。
これから受験を迎える方々には、山口司令官の話をご覧頂き、感じて欲しいと思います。
「早く決めて、大方針(第一志望)は決して変更しない」事の大事さを。
この「方針を決めて変えない」ことこそが、受験突破の最も大事なことだと考えます。
次回は上記リンクです。