前回は「「間に合う」と思う気持ち・強い気持ち〜世阿弥「初心を貫く」〜」の話でした。
直前期の大事な姿勢:健康に・平常心で
もう少しで、入試当日です。
健康に気をつけることが一番ですが、近年はコロナの影響もあり、本人・親共に本当に大変だと思います。
この時期は小学校に行った時に、思いがけない事があると精神面に影響が出ますから、平穏に過ごしましょう。
受験生同士は「仲間意識」がありますが、相手の受験校が、どうしても気になります。
そして、
ね〜ね〜、
A君は、どこを受けるの?
えっ?
そういうB君は?
みたいな話になることがあります。
「本当の事を言う、言わない」は、仲の良さにもよります。
自分にとって大事な本命校
僕は、「本命校は友人に言う必要はない」と考えます。
僕自身も、「武蔵中学が本命」であることは、小学校では言いませんでした。
最後まで「武蔵特訓コース」に通っていることを「知っていた」非常に限られた友人のみ、知っていました。
「隠すこと」や「嘘をつくこと」は、人間として「良いことではない」のは事実です。
ところが、現実としては、「本人にとっての本命」は、「他人にとっては大事ではない」のです。
「自分にとって、とても大事なこと(本命校)」なのに、「他人にとっては大事ではない」こと。
それは、「教える必要がない」ことであり、「教える意味がない」と考えます。
通っている塾のコースで分かることもありますが、それぞれの人が受ける学校等は「それぞれのこと」で良いと思います。
女の子は、男子より大人びているので、
ね〜ね〜、
Cさんは、どこを受けるの?
まあ、
いいじゃない。
まあ、
そっか・・・
でお互い終わるでしょう。
これが男の子だと、
まあ、僕の本命校は
言いたくないんだけど・・・
と言ったところで、
何だよ。
教えてよ、友達だろ!
と、こういう時に便利な「友達だろ!」が登場することがあります。
こうなると、普通の子は、
教えないことは、
「良くないこと」なのかな・・・
追い詰められてしまうかもしれません
あまりしつこかったら、嘘をついても良いでしょう。
「嘘をつく」のは僕は好きでないのですが、やむを得ない場合もあります。
明智光秀:「武門の嘘は武略」
明智光秀は、下記のようなことを言っています。
仏の嘘をば方便といい、
武門の嘘をば武略という。
明智光秀は、2020年に「麒麟がくる」で、大河ドラマ主役となりました。
長年「反逆者」という扱いでしたが、明智は彼なりの考えで、日本歴史上最大級の事件を引き起こしました。
明智光秀は、織田信長・豊臣(羽柴)秀吉らに匹敵する極めて優れた人物でした。
幕末維新の「勝てば官軍」ではありませんが、勝負事である以上、ある程度は自分中心でいきましょう。
そして、晴れた笑顔になれるように、気持ち平穏に過ごしましょう。
次回は下記リンクです。